越後妻有アートトリエンナーレ 大地の芸術祭

2009年7月28日(火) 10:25:33

朝、レンタカーを借りて「越後妻有アートトリエンナーレ 大地の芸術祭」へ。

って、新潟って北海道の次に大きな県なんだって !?(追記:ウソです。実際には5位です)。その中部、妻有地区まで、泊まった岩室温泉から意外と遠く、わりとドライブな1日になった。だって作品から作品までクルマ移動で20分とかザラ。そういうアートが350点点在しているんだもん、面白いけど結構苦労するフェスティバルだ。

とはいえ、アートより食事なワタクシ。
まずは十日町市のへぎそばの老舗「由屋」でへぎそば。その後、すぐ近くにあるという理由でアートNo.28のジャネット・カーディフ&ジョージ・ビュレス・ミラー「ストーム・ルーム」を見る。

廃屋を利用した体験型アートで、廃屋の二階の一室に入ると、大雨と雷鳴を体験できる。古くてカビ臭い一室の座布団に座り込んで外の大雨(窓外に実際に水が降る)と雷鳴におびえる。遠い記憶がいくつも呼び起こされるアート。いやぁ最初からすばらしいものを体験。結果的にボクはこのインスタレーションが一番気に入った。

お次はNo.27の渡辺泰幸「風の音」。
山道を500メートルくらい登っていくと風鈴がたくさん鳴る空間に出るのだが、小雨っぽかったこともあるのかその山道にアマガエルの大群が出てきていて、彼らを踏まないように歩くのに必死(笑)。こんな大群初めてだ。しかも他に観覧者もおらず、深山にひとりきり。これまた印象的(風鈴アートもなかなか良かったが)。

と、最初のふたつで相当楽しい思いをしたので、その後は前のめりで鑑賞。

No.33、田島征三「旧真田小学校 絵本と木の実の美術館」。
廃校アート。廃校時たった3人だった生徒が廃校後も校内を永遠に飛び回り遊び回るアート。

No.38、「福武ハウス2009」。
これも廃校の各教室にいろんなインスタレーションを展示したもの。中では渡辺英司の蝶瞰図と平野薫の古着アートが良かった。
前者は図鑑の蝶の写真をすべて切り抜いて天井とかに無数にとまらせたもの。蝶が図鑑から外に出る、という着想が、昆虫図鑑にかじりついていた昔の自分を想起させ、そのまま解放されて面白い。後者は着用した服を解体し糸くずを再構築するインスタレーション。老女の服が教室一杯に糸くずとして広がり、糸に染みついた記憶を展開させる。見事。

No.147の「まつだい農舞台」。
ここではイリア&エミリア・カバコフの「棚田」がすばらしかった。同敷地内に展示されていたNo.150の草間彌生「花咲ける妻有」も良かったけど。

この辺でタイムリミット。夜は新潟の割烹「蘭(あららぎ)」を予約したので、もう出ないと間に合わない。半日かけてこれしか見れなかったけど、意外と満足。いい芸術祭だったな。でもあと340くらい見てない(笑)

見たアート、いくつか写真撮っているので、東京に帰ったら追加掲載します。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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