講演という基礎練習

2009年4月 8日(水) 13:08:45

昨晩は、大阪勤務時代の同じ部の上司ふたりと、「コミュニケーションをデザインするための本」を書いた岸勇希くんと4人で焼肉。岸くんはボクの部員でもあるのだけど、ボクも彼もバタバタと忙しくしているのでめったに顔を合わさない関係。昨日も「なんだか久しぶりだねぇ」という感じ。同じ部なのにな(笑)

というか、彼がボクの部に来てから3年弱だったか。こうしてメシを一緒にするのは昨日でなんと2回目である(部会などは除く)。たった2回。それほど会えない関係だ。そういう意味では昨日は超久しぶりにゆっくり今の広告のことなど話せた(焼肉屋へ行くタクシーの中で特に)。

たまに心配をしていただく。手法を開示しすぎではないかと。
拙著「明日の広告」と彼の「コミュニケーションをデザインするための本」を読むと、もう完全にこのチームのやり方がわかってしまい、競合相手とかに対して不利ではないのか、みたいな。

まぁそういうこともないことはない。でも、本って「書く過程で頭が整理され、いままでぼんやり理解していたことが血となり肉となる」という効果がある。読むだけの人と、書いた人とでは、実際かなりの差ができるものなのである。ボクも彼も、自分たちが書いた内容はとっくに血肉になって潜在意識の域まで降りており、そこを基礎とした上で次に行っている。この差は実感できるものなので、そういう意味では不利とかいうことはないかな(偉そうに聞こえたらごめんなさい)。

さらに、ふたりとも講演が異様に多いんだけど、講演で本に書いたようなことを繰り返し繰り返ししゃべっていると、基礎練習を繰り返すスポーツ選手のような効果が出てくる。こういう仕事でもスポーツのように基礎練習って本当に大事なんだなと最近わかってきた。数週間に一回は基礎をしゃべるこの繰り返しが実にいろいろな発見をもたらしてくれている。昨日も岸くんとそんな話になった。忙しい中での講演ってかなり大変だけど、やる意味ってあるよねぇ、次々と発見が出てくるよねぇ、みたいなこと。そこで得られた発見がどんどん次につながっていっている。

まぁそれはそれとして、広告界の現状やら会社の現状やら次の展望やら、4人でガーガーと話をした。そのせいなのか、単なる風邪なのか、今朝は喉が腫れ上がって声が出なかった。まぁ風邪かな。クスリ飲んで半休。家で企画書。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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