山下達郎ライブツアー 08〜09

2009年2月 1日(日) 8:07:51

山下達郎の6年ぶりのライブツアーに行ってきた。@NHKホール

彼のライブは3回目。
一度目は大阪のフェスティバル・ホールだった。何年前だろう。10年前かな。そのときも久しぶりのツアーで「リハビリツアー」と称していた記憶がある。アンコールでは竹内まりやがバックコーラスに出てきたりして、とても素晴らしいライブだった。そのフェスティバル・ホールも去年末で取り壊し。実は今回のライブツアー、フェスティバル・ホールが深く関係しているのだが、そのエピソードはこれからライブに行く方々のために書かずにおこう。

二度目は2002年の4月にNHKホールにて。
当時はさなメモも短く書いていたので、超短い感想。古い曲ばかりやるツアーだったな。本当に極上だった。

あれから6年。彼ももう来週で56歳だとか(!)。
今回は新譜プロモーション的ツアーではない気楽さもあったのか、山達曰く「ベタな選曲」。前2回ではやらなかったあの大ヒット曲もやったし、ヒット曲をずらりと並べた感じ。
お約束のアカペラコーナーもあるし、カラオケもあるし、日本トップクラスのリズムセクションによるインプロビゼーションも相変わらず最高だし、ちょっとファンである国分友里恵も健在だったし、MCもいつも通り絶好調で面白かったし、なんというか伝統芸能を見せていただいている感じでとても楽しいというか「有り難かった」。なんか柏手打ちたくなる感じ。有り難いものを見せていただきました、という感謝な気分。

彼はここ5年くらい「もう引退するか」というくらいいろんな問題や障害にぶちあたって悩んでいたらしい。「人生山あり谷あり、禍福はあざなえる縄のごとし、人生万事塞翁が馬、捨てる神あれば拾う神あり」と、続けて早口で言っていたが、相当つらかったらしいことが想像できた。大御所としてマイペースで生きていけると(下界からは見える)彼ですら、人生の谷を経験していたんだなぁ…。なんだか最近弱気になっているせいか、そんなところにとても感動したりして。

竹内まりやのベストアルバム「Expressions」のライナーノーツで山下達郎はこう書いている。

竹内まりやの作品には、市井の人々が経験する出会いや別れ、喜びや悲しみ、愛情、友情といった、さまざまな情景が描かれ歌われていますが、それと同時に彼女の歌の中には、あるひとつのテーマが常にこっそりと内包されています。

それは「ひとが生きて行くことへの強い肯定」です。

ポップ・カルチャーの本質は、つまるところ「生きることの肯定」だと思います。

生きることの肯定。
まさにそんなライブだった。全身で受け止めさせていただいた。どうもありがとう。

※ツアーが終わったのでセットリストを追記します。

01. SPARKLE
02. JUNGLE SWING
03. BLOW
04. DONUTS SONG
05. 夏への扉
06. ついておいで
07. PAPER DOLL
08. さよなら夏の日
09. FOREVER MINE
10. バラ色の人生(アカペラ)
11. チャペル・オブ・ドリームズ(アカペラ)
12. HAVE YOURSELF A MERRY LITTLE CHRISTMAS(アカペラ)
13. WE WISH A MERRY CHRISTMAS(アカペラ)
14. クリスマス・イヴ
15. 蒼氓(そうぼう)
16. GET BACK IN LOVE
17. BOMBER
18. LET'S DANCE BABY
19. 高気圧ガール
20. RIDE ON TIME

〜アンコール〜
21. ずっと一緒さ
22. アトムの子
23. DOWN TOWN
24. YOUR EYES

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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