ハチャメチャ食べで立ち直る

2008年11月27日(木) 7:37:35

昨日は600人規模の会議でスピーチ。
新聞大会や雑誌大会を経て、もういい加減場馴れしたからアドリブっぽく話せるのではないか、という「自分に対する淡い期待とテスト」的な考えで、あまり下準備せず臨んでみた。でも、この600人、全員我が社の部長以上、社長までのほぼすべての幹部がいる会議である。登壇した途端「ぞわぞわぞわぞわ」とアガリ虫が足下から這い上がってくる(笑) うわー、この感覚久しぶり!と楽しむ余裕はもちろんなく、しかもスピーチ冒頭で噛んでしまい、頭の中が真っ白に。「あー、何を語っているかわからなくなってきた…」と冷静に見ている自分を意識しつつ、論があっちゃこっちゃ行ってしまう。結局たいして場馴れなんかしていなかったことを確認。一歩進んで二歩下がる。

途中からさすがになんとか立ち直り、普通に展開できたが、ポイントだと思っていた論をしゃべり忘れるという残念な結果に。終わってから「話にちょっと矛盾があったよ」というご指摘も。くぅー。自分的には50点の出来かな。しばし落ち込む。

午後は社外で大きめのプレゼン。
午前中の50点を引きずらないように、とだけ自分に言い聞かせて話した。といっても、ほとんどを同僚が話してくれ、ボクは途中からのクリエーティブパートを話しただけ。このしゃべりはまぁ無難にこなせたと思うけど、質疑応答での難解な質問に柔軟に答えられず、これまたなんだか残念な感じに。

嗚呼なんとも残念な一日だったなぁ…。

ただ、夜は「断れない先輩」から急に誘われ、そーとー無理矢理な夜飯ハシゴになった。そして、文化も余韻も何もないようなそのハシゴ具合に逆に少し立ち直ったのだった。

だって1軒目で「ヒレ酒4杯」に「クジラの尾の身」に「クジラのステーキ」に「はりはり鍋」を食べて腹一杯になったのに、2軒目としてローマピザの店に行って「白ワイン3杯」に「オリーブ」に「ピザ2枚」を食べたのだよ?

はりはり鍋を食べながら「あのさー、次、たまねぎだけを使ったピザ食べに行かない? うまいんだよねー」と言われたときはさすがに仰け反った。先輩は60歳。負けた。というか、その流れのハチャメチャさにちょっと感動した。

ハチャメチャ食べは立ち直るのに最適。少なくともボクは。しかも二軒とも絶大にうまかった。昼間の残念さが遠く感じられる。落ち込みも遠く感じられる。結果的にはありがたいお誘いだった。実に助かった。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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