演歌な国

2008年11月18日(火) 12:28:07

昨晩は親戚が我が家を訪れたのだが、途中からなぜか演歌大会になった。

最初はジャズを聴きながら飲んでいたのだが、いろんな思い出話をしているうちに「演歌が聴きたい」とうちの父が言い出し、演歌まで幅広くカバーしているボクのコレクションから流したのである。

古いところだと「湖畔の宿」とか「圭子の夢は夜ひらく」とかからかけていったのだが、一番盛り上がったのは「津軽海峡冬景色」であった。オジサンたちは大合唱である。「北の宿から」と「舟唄」も盛り上がったな。って阿久悠ばっかりだ。偉大である。

今回あらためて相当真剣に「津軽海峡冬景色」「北の宿から」「舟唄」の3つを何度も聴きこんだが(何度も聴いたのか)、これらの歌詞に日本人の基本的心性はすべて入っているような気がした。ウェットで閉ざされていて自己憐憫的で、奥の方がわかりにくく熱い。こりゃオバマな国とは相当違う。あの国をうらやんだりマネしたりしないで、この独特の心性を活かした国作りをしていった方が本当はいいのだろう。いまのグチャグチャな政治状況も、久しぶりに演歌を聴いたらなんとなく納得しちゃったよ。とても演歌的ではないか。

とはいえ、そのうちこの3つの歌に感動できない世代も出てくるのかもしれないから、変化はすると思うけど、ボクの世代はまだ演歌的だな。そんなことを考えながら痛飲。ばったり。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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