残りの96%
2008年8月 2日(土) 19:52:33
今日は朝から寝続け。朝ご飯と昼ご飯以外ずっと寝ていた。夜ご飯前に起き出して今。
咳風邪が苦しいのでこの土日で徹底的に寝て治してしまおうという魂胆もある。ベッドのお供は「ナルニア国物語」。何度目の再読だろうか。
最新の研究成果によると、宇宙の96%は暗黒物質と暗黒エネルギーで覆われ、我々が観測できている物質宇宙は全体のたった4%だと言う。
地球に置き換えれば、地球の4%、つまり、海を入れない面積で計算したらオーストラリアよりちょっと小さいくらいの面積しか人類は認識できていない状況だ。オーストラリアに住み、オーストラリアが世界のすべてと思って生きているということである。オーストラリアの外を何も知らず、その狭い価値観の中で何が真実か虚構か正義か悪かを言い争っているわけで、他の地を知ったらそんなものすぐにでも引っ繰りかえってしまう可能性の方が高い。
いや、何が言いたいかというと、単なるファンタジーと片付けてしまえる「ナルニアのような世界」だって、充分現実に存在しうる、ということ。なにしろ我々は宇宙のたった4%しか知らず、その4%すら正確には把握していないのだ。
ナルニア国物語の「銀のいす」の中で泥足にがえもんがこんなことを言う。
あたしらがみな夢を見ているだけで、ああいうものがみな-----つまり、木々や草や、太陽や月や星々や、アスランその方さえ、頭のなかにつくりだされたものにすぎないと、いたしましょう。たしかにそうかもしれませんよ。だとしても、その場合ただあたしにいえることは、心につくりだしたものこそ、じっさいにあるものよりも、はるかに大切なものに思えるということでさ。あなたの王国のこんなまっくらな穴が、この世でただ一つじっさいにある世界だ、ということになれば、やれやれ、あたしにはそれではまったくなさけない世界だと、やりきれなくてなりませんのさ。残り96%すべてが判明する可能性は(少なくともボクの生きている間は)ほとんどない。ボクたちはたった4%の中で、それを「この世でただ一つじっさいにある世界だ」と信じて生きていく。やれやれ、それは確かにやりきれない。鎖国中の江戸時代の田舎の村人の偏狭な世界観のようにやりきれない。
心につくりだしたものこそ、じっさいにあるものよりも、はるかに大切なもの。
「心につくりだしたもの」が極端に減ってるなぁと自覚する昨今。仕事ばっかしてるからだな。そろそろ改めないと枯れてしまう。
