野茂英雄 引退
2008年7月18日(金) 19:47:50
野茂英雄が引退した。
朝、このニュースを聞いて、さなメモに書こうと思った。これほどの男のことをリアルタイムで書かずにスルーするなんてことはとてもできない。
でも、いざとなると何を書いていいかわからない。自分の気持ちのどこから手をつけていいかわからない。
あっという間に出社の時間が来て、諦めて書かずに家を出た。会社でもずっと「ボクにとって野茂とは何だったのだろう」と考えていたが、全然まとまらない。とうとう夜になって今に至る。落ち着いてゆっくり野茂のことを考えたけど、いいたいこともいっぱいあるのだけど、どうしてもうまく言葉にならない。まとまらない。
陳腐な感想を次々と頭の中で消去していって残った言葉は「卑しくない」という言葉。
野茂は卑しくない。
この言葉の真意を説明するのはかなり難しいのだが、とりあえずボクは彼のそこを一番リスペクトしている気がする。
「死ぬときはたとえドブの中でも前のめりに死にたい」という星一徹の言葉のような最後だったが、まさにドブを這いずるような最後の日々ですら、彼は卑しくなかった。そして何より、絶頂期にもまったく卑しくなかった。これって実に希有なことだと思う。
振り返って自分はどうか。卑小な精神を心に飼っていないか。思わず知らず卑しさが出ていないか。もろもろ恥じ入りつつ、今日は少しひとりでお酒を飲もうと思う。
