自転車は車ですから 3

2008年4月29日(火) 18:29:47

また自転車でトラブル寸前(前に書いた記事、,)。
というか、今回はボクから起こしたようなものか…。

朝の通勤途中、混んだ歩道を歩いていた。みんな急いでいるからボクも早足。流れに乗ってスムーズに。
と、後ろからチリンチリンチリンチリンとしつこいほどのベルが鳴り、だんだん自転車が近づいてくるではないか。歩行者を軒並み隅に追いやって歩道を突っ走ってくるようだ。最近の一連のこともあり、ムゥゥと唸って歩道の真ん中を歩くのを止めないことにした。ついにボクに追いつき、真後ろで高らかに鳴るチリンチリンチリンチリン。相当ムカッときたが我慢。横を歩く男性も道を譲る気配なし。よし、ふたりして行こう。というか、相当早足で歩いているのでチリンチリン鳴らされる筋合いはない。急ぐなら車道を行け。自転車は車なのだ。そのうえ、ひと言言っておくが、そのチリンチリン鳴らすの、基本的に交通法規違反だからな。

結局ボクの後ろで10秒くらいは鳴らしていたであろうか。目立つなぁ。相手も相当アタマに来ている模様。
で、ある隙間を見つけて自転車が一気にボクの前に出た。そのときすごい勢いでボクを睨む運転手。若い男だ。ネクタイした20代の男性。目が合い睨み返す。目があったまま自転車の速度が落ち、止まりかける。「…あぁ、ケンカになるなぁ。面倒くさいなぁ。ケンカなんて何年ぶりだろう?」とか思いつつ覚悟を決めた。というか声が出た。「おいっ」

そこで自転車は再び速度を上げた。チリンチリンと鳴らして歩行者を蹴散らしながら。
半分ホッとしつつ「おいっ!」と声で追いかける。止まらない。ちょっと先の広くなったところで大きく後ろを振り返り、またボクを睨みつけた。んでもって消えていった。

がぁ〜、アドレナリン噴出した〜(笑)
まぁ46歳のオッサンとしては青年とケンカして勝てる気はしない(上背を利用すれば互角か)。というか、ちょっとしたケンカでもケガのさせ方によっては会社に連絡が行って懲戒だってあり得る。だからケンカにならなくて正解。あんな青年のために仕事が滞るのはたまらない。でも、それにしてもアタマくる。あの「こっちは悪くない! オマエが悪い!」と信じて疑わない態度。「オレは急いでるんだ! ノロノロしやがって!」と自分の都合だけを優先する自己チューな視線。

で、例によってアタマが冷めてから反省するわけなのだが、「こっちは悪くない。オマエが悪い」と信じて疑わない態度は、あの瞬間ボクも同じではあったんだよな…。いや、実際こっちは悪くないし、法律的にもあっちの負けなのだが、とはいえ喧嘩腰以外に対応はなかったのか、大人なくせにすぐアタマに血を上らせたのはどうなのか、正論にこだわる必要があったのか、他の解決策はなかったのか。微妙に難しい。過渡期として寛容になろうと前に書いたばかりだし。つか、喧嘩腰って相手と同じ土俵ということで。んー大人げない…。

なんかそのうち本格的なトラブルを引き起こしてしまいそうな予感がするので、通勤ルートを変えようかと考え中。なにより朝からイライラするのはカラダによくない。とはいえ抑止力的オヤジも街に必要な気もする。んー、どうすんべ。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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