自転車は車ですから 2

2008年4月18日(金) 7:49:15

昨日の話の続き。

自転車通勤をしていた経験から言うと(現在は会社からの「自転車通勤禁止令」により中止)、車を運転している人も「自転車=車」という意識がなさすぎるのを感じる。

メールでもいくつかいただいたが、自転車で車道を走っていても、車を運転している人から、さも「邪魔だ! 自転車は歩道を行け!」とばかりのクラクションを受けることは多々ある。「なに車道走ってんだ?」と、運転席からガン飛ばされることもある。レース用の自転車は車道を走っていてもクラクションを鳴らされないが、MTBやママチャリは邪魔者扱い。まぁ遅いから仕方ないけど、でも、「自転車は車の仲間」「車道を共有する友人」みたいな意識があまりにもなさすぎる運転手は多い。

実際、車の前をフラフラと自転車が走っていると邪魔だし危険なのはよくわかる。堂々と車道を逆行してくる自転車もいたりする。自転車ならいいだろうと飲酒運転しているバカもいる。安全優先で考えるとやはり歩道を行って欲しいだろう。でもそろそろ「邪魔だしウザイけど仕方ない。仲間なのだ」という意識に変えてくれないと、結局自転車は歩道に追いやられ、歩道での歩行者との接触事故は減らないだろう。

ほんと、歩道を我が物顔に走る自転車は迷惑だからなぁ。
ある知り合いが「オレはね、歩道を歩いていて後ろから自転車にチリンチリンと鳴らされてもね、絶対道を譲らないんだ」と言っていた。チリンチリンに含まれる「邪魔だ、どけ」というニュアンスといちいちケンカするということらしい(笑)。特に走っている間中チリンチリンと鳴らし続けて歩道の真ん中を行こうとする老人男性とはいつも闘いになるらしい。うはは。よくいるよね、そういう老人。
まぁ、歩道は歩行者優先なので彼の主張は「正しい」のだが、正しさは時に暴走して「正論という暴力」になるので、そこは過渡期として寛容になりたいと個人的には思う。

昨日の話も、読み返してみると「二度も連続でぶつかられた自分の歩き方に問題はないのか?」という疑念が湧いてくる。まぁ歩道を歩行者がどう歩こうが文句言われる筋合いはないし、自転車が徐行&一時停止するのが基本なので「正しい」のだが、「自分に非はない」と信じ込んでいるとしたら、それはそれで「自転車ぶつかり走り去り女」と精神構造的に変わらない。

ちょっと自分の歩き方を反省もしつつ、暴走する自転車を睨みもしつつ、今日も通勤してみよう。
今日は大雨だから、傘さして歩道を突っ走ってくる自転車がいるぞ(笑)。注意。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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