鮨さいとう

2008年4月15日(火) 7:43:57

ある会社に出向した仲のいい同僚と鮨。
彼と、NYに学びに行った後輩との3人で「鮨部」と称していろいろ食べに行っていたが、みんなバラバラになってしまったな。でも個人的には環境がバラバラの方が好き。同じ環境で愚痴言って飲んでるより、それぞれに違った環境や価値観を報告しあった方がずっと有益だ。この夜もとても有益な話をたくさん聞けた。

行ったのは赤坂の「鮨さいとう」。
ううむ。実は評判ほど期待していなかったのだが、この店はうまいなぁ。隙なくうまい。敢えて言えば穴子と玉子がわりと普通かなと思ったが、それ以外のすべてが(昨晩は)うまかった。ご主人お若いのに素晴らしい。

夜8時半からの二回転目。ちょっとだけ早く店に着いたのだが、「まだお席の用意が出来ないので、それまでこちらで飲んでお待ちいただけますか?」と、同じビル内のバー「The King's Arm」へ誘導される。で、結果的にそこでのお勘定は店持ちになるというサービス。さりげなくこういうことが出来るのもなかなか。

バーナード・リーチのデザインによる古いバー「The King's Arm」で同僚は空きっ腹にマティーニを飲んでしまい、「鮨さいとう」に戻っていきなりハイテンション。他にあまりお客さんがいなかったこともあって飛ばし始める。ご主人も意外と多弁で、鮨業界のいろんな裏話を教えてくれた。面白し。

印象深かったのは、青柳の串、鰹の即席ヅケ、スミイカ、コハダ、ハマグリ、炙ったミル。
タネの温度と酢飯の温度を揃えているのが好ましい。意外と高級店でもタネが酢飯に比べて冷たいとか熱いとかいうことがあるものだ。じっくり人肌まで寝かせて酢飯の温度と合わせたハマグリのうまいことうまいこと。

つけ台が客側に傾いている独特のデザインの店。カウンター内の真ん中に立つご主人から五角形状に広がる店内は相当ユニークだ。6席しかない小さな店だが、なんか劇場的で面白い(ちょっと圧迫感はある)。

でも鮨はやっぱりいいな。最近ちょっとご無沙汰だったけど(直近では小倉の「もり田」で食べたのが最後)、また少し食べ始めよう。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

アーカイブ

同カテゴリーの他記事