1キロ完泳とイチローの「狭さ」

2008年1月 3日(木) 10:13:46

プールが休みの大晦日と元日を除いて、しこしこと毎日プールに通っている。
エクササイズと早足長距離犬散歩も毎日続けている。その甲斐あってかスタミナが戻ってきた。自分でもわかるくらい。見城徹が言うところの「メイク・ア・フルーツ」だな。

昨日は初泳ぎ。
家族3人で浜松町〜芝増上寺〜東京タワー〜愛宕神社〜汐留と「写真散歩」(カメラを片手にいろんな写真を撮る散歩)をしたのだが、その帰りにひとり泳いできた。

軽く準備運動したあと泳ぎだしたのだが、いつも何となくしっくりとこない息継ぎが昨日はワンテンポ遅らせてみたところ妙にしっくりと来て、アレレと思うまもなく400m行ってしまい、この「しっくり感」を手放すのがイヤでそのまま泳いでいたら1キロをノンストップで泳げてしまった。これで何回目かな。初完泳が06年6月でその後さなメモに記録がないから、もしかしたら人生2回目の1キロ・ノンストップかも(よく覚えていない)。完泳後もほとんど疲れがなく、体調が整ってきたのを知る。まぁここから谷と山が交互にやってくるのだが、多少はがんばりがきく体調になってきた。

夜はNHKで「プロフェショナルの流儀」イチロー・スペシャルを観る。
イチローのいい意味での「狭さ」がよくわかる放送だった。自宅での昼ご飯が7年間必ずカレーライスだとか、ドラマ「白い巨塔」をもう30回以上見ているとか、他人のバットには(自分の感覚が狂うから)決して触らないとか。狭い。修行僧のような意味で狭い。これは余計な要素(もしくは煩悩)を人生に入れないという姿勢とも言えるし、向上するための優先順位がきちんと取捨選択出来ているとも言える。

望めばどんな贅沢でもどんな快楽でも手に入る環境。
でも、彼にとっての贅沢とか快楽は「向上」という一点に収束している。バッティングで「目に見えない先を目指す」という「向上」。人生のすべてがその「向上」という一点にフォーカスされているという極上の「狭さ」。

人生の焦点をそのくらいきっちり絞って「目に見えない先を目指す」ということを、一度もしないまま死んでいくのってどうなんだろう、と自問自答しつつ就寝。

簡単にスタミナを修復できる年齢にいるうちに、ちゃんと数年「向上」してみたらどうなんだ? 自分。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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