胃安め週間、いきなり挫折

2007年10月31日(水) 7:23:24

京都金沢とわりと食べたので、今週は胃安め週間に決定していたのだが、いきなり昨日挫折した。
帰り際、ある雲の上的お偉いさんに会社の出口で遭遇。「お、帰るんか。行くか」と一見矛盾するような言葉でお誘いを受け、「あぁ胃が…、原稿が…」とハラホレヒレハレになりながらお供。関西時代の上司でもありうれしいのだが、なして今日なん?とヨレヨレしながら。

店は新橋の「そのまんま」。宮崎料理ではなく土佐料理。2人の上司も合流して計4人に。
ここはお偉いさんの行きつけみたいだが、胃が疲れてなければ相当いい店。土佐弁バリバリのお母さんがひとりで切り盛りしてるんだけど、出てくるものがイチイチうまい。基本的にメニューはなく、おまかせのみ。昨晩は目刺系を七輪で焼いておつまみにした後、カツオのハラスとチチコ(心臓)を七輪で焼いたのだが、これがうまい。んでもってウツボのお汁。だしが絶品。そうこうしていると「鍋のまま客席に出すのこの店で初めてやきに」とドドドーンと出てきたのがカツオのカシラ鍋。賄い料理をそのまんま出してみたかったとか。アウトドアで使うような大鍋がそのまんまテーブルに。でもこのカシラがうまいのなんの。ニンニクの茎とも合ってダシがめちゃうまい。なんて贅沢な賄い。

で、こういううまいもんを前にすると習慣上ガバガバ食べてしまうのだが、胃が悲鳴を上げはじめ、ふと気がつくと腹一杯に。大鍋に逆上したらしく、まるでマシンのように喰っていた。あぁ胃安め週間だったのになぁ。でもまだまだ。メインディッシュはこの後だった。鯨すき鍋。鯨のすき焼きである。またこれが美味で、げっぷげっぷ言いながら食べた。なのに、最後の最後に、残った汁に卵を溶かずに落とし、白いご飯に汁とともにぶっかけて食べるといううまうまメシが待っていたじゃないですか。こりゃマジうまい! でも胃がもうもたん。食べたけど苦しい。あぁ絶好調時に来たかった…。

この店、「店のやり方に文句は言わんとってください」とか「当店の気に入らん人は出て行ってもらいます」みたいなことが壁に貼ってあったりして超個性的。とはいえそんな気難しいタイプのお母さんではないので(というかとても明るくほがらか)、以前によっぽどイヤな目にあったのかもしれない。万人受けはしないかもしれないけど、確実にうまいもんにありつける店だなぁ。それにしても胃が満杯だ。歳を考えなさい。今日こそは超セーブするぞ。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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