面魂

2007年9月24日(月) 9:18:35

昔、「TVスクランブル」という番組でメインパーソナリティーを久米宏と横山やすしがやっていたことがあった。

あれは中曽根康弘がはじめて自民党総裁になった総裁選だから、1982年か。ちょうどその年に始まったこの番組でもこの総裁選は相当くわしく取り上げていた。
その時の立候補者は4人。中曽根康弘、河本敏夫、安倍晋太郎、中川一郎。

そのとき、横山やすしが「わしは誰がいいかわからんけど、面魂(つらだましい)でいうと、やっぱ中曽根や」と言っていたのを妙に印象的に覚えている。

当時ボクは大学生で、「顔で評価するんかい!」と笑ったが、今ならわかるな。面魂は大事だ。

面魂。
佐藤栄作、田中角栄、三木武夫、福田赳夫、大平正芳、中曽根康弘あたりの政治家の面魂と、いまの政治家の面魂はずいぶん違うなぁ。この四半世紀で日本人の顔はずいぶん変わった。女性はキレイになったが、男はなんか穏やかで情けなくなった。

いいか悪いか全く別にして、最近よく出る政治家の中では与謝野馨に面魂を感じる。彼は1970年代の政治家の顔をしている。昨日新総裁になった福田康夫は……ノーコメント(笑) でも、彼は相当なタヌキだな。大化けするかもしれない。17年間サラリーマンをやってたらしいので、サラリーマン的理不尽に耐え抜くだろうし、調整能力もあるだろう。

でもまぁ面魂とは別の話。
ボクが政治家の顔として一番好きなのは、「三木おろし」の大合唱の中、苦虫を噛み潰していた三木武夫の顔である。ちょっと惚れ惚れした(笑)

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

アーカイブ

同カテゴリーの他記事