ONとOFFって何?

2007年9月21日(金) 5:35:51

昨日、ある雑誌のインタビューを受けた。
忙しい仕事とサイト、執筆、メシ、旅行などをどうやって両立させているか、という「タイムマネージメント」についての取材であった。ONとOFFをどう切り換え、どう使いこなしているか、みたいな質問。きっと分秒単位で時間を使いこなすコツみたいな答えが欲しかったのだと思う。スケジュール管理術とか仕事の仕方とかこまめにメモしとくみたいなノウハウとか。

でも、たぶんご期待に背いた(笑)
もっと根本的な話で止まっちゃったのだ。「ONとOFFって何?」みたいな(笑)

いや、聞かれてあらためて気づいたのだが、ボクにはほとんどその意識がないのである。少なくともこの数年は。
前にも「プライベートと仕事の区別」のことを書いたことがあるが、なんつうか、区別をつけて切り換えようとするからストレス溜まるし、いろいろ大変なんじゃないの?とか思う。

つか、ONって何だ?
一般的には仕事がONで、遊びや休暇、家庭がOFFだろう。でもなー、人生を主体に考えると、本当に遊びってOFFなのか? それこそONじゃないの? 「遊びがOFF」って「人生=仕事」という発想から出てくる言葉。仕事がスイッチ入った人生で、それ以外はスイッチ切れてる状態。でも、ボクみたいに「人生=時間」と考えるタイプにとっては、スイッチ切れてる時間って人生ではない(つまりは「死」)。仕事もONで遊びもON。サイトも執筆もON。家庭もON。飲み会も旅行もON。だってあらゆる時間一瞬一瞬こそが「人生」だと思っているので、どれも区別がつけられないのだ。キレイゴトに聞こえる? だとしたらゴメンけど、まぁ今の本音はそうかなぁ。

もちろんダラダラする時間は多いし、二度寝もするし、ベロベロに酔っぱらって使いものにならない時間もいっぱいある。でもそれらもOFFではなくてONなのだ。ONだから充実していないといけないということではない。どれも区別をつけていないだけ。

ダ・ヴィンチの言葉に「惰眠は死に似ている」というのがあるけど、ボクの中では「OFFって死に似ている」感じ。生きているすべての時間がON(でありたい)。だから切り換えない。そういう意味で全くタイムマネージメントしていない。スケジュール帳は会議とメシと家庭と遊びで同価値に埋まっていく。

ま、敢えて言うなら、早起きっすかね。コツみたいなものとしては。
今日も4時すぎに起きた。5時半現在、すでにいろいろこなした。でもこれは「目覚まし時計をかけて計画的に起きた」わけではない。自然に目が覚めたので仕方なく起きただけ。だからタイムマネージメントとはいえない。単なる老化現象である(笑)

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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