数日入院〜 バレエ「ルジマトフのすべて 2007」
2007年7月 3日(火) 6:21:54
娘のお見舞いメール、たくさんありがとうございます。お医者さんからもいろいろサジェスチョン・メール、心強いです。入院当初は虫垂炎の疑いが強かったのだけど、どうもその可能性は薄れ、いまは急性胃腸炎が一番疑わしい感じ。でも「ハッキリとはわからない」というのが現状で、引き続き絶食&安静で入院してます(子供のお腹の病気は判断が難しいらしい)。熱もまだ高いし、最低でも4,5日は入院みたい。そんなんで出られたらラッキーだけど。とにかくいまは医師の判断待ち。
とりあえず緊急手術はなくなったので、眠い目をこすりながら会社に行ってデスクの引越(そんな日に限って引越…)をし、仕事をどんどん前倒しでこなして、夜は半分以上諦めてかけていたバレエ「ルジマトフのすべて2007」公演を観に東京フォーラムCホールへ。
前から楽しみにしていた公演だったが、娘の具合次第では無理だと諦めていた(当たり前)。でも昨日今日でどうのということでもないようなので、行かせてもらった。
なぜ楽しみにしていたかというと、我らが岩田守弘さんの振付作品を、あのファルフ・ルジマトフが踊ると聞いていたから。そう、岩田さんは踊るだけでなく振付も始めたのである。「阿修羅」という和風のモダンダンス。岩田さんは今回来日できなかったのだが、岩田さんの作品ならちゃんと観ておきたい。
3部構成で、いろんな演目のハイライトを集めたガラ公演。ざっと書いてみると、
第1部
「ドンキホーテ」よりグラン・パ・ド・ドゥ
エレーナ・エフセーエワ
ミハイル・シヴァコフ
「シェヘラザード」よりアダージョ
ユリア・マハリナ
ファルフ・ルジマトフ
「マラキ」
イーゴリ・コルプ
「白鳥の湖」より黒鳥のグラン・パ・ド・ドゥ
ヴィクトリア・クテポワ
アルチョム・プハチョフ
「牧神の午後」
ユリア・マハリナ
ファルフ・ルジマトフ
第2部
「道」
ユリア・マハリナ
「海賊」よりパ・ド・ドゥ
イリーナ・ペレン
イーゴリ・コルプ
「阿修羅」
ファルフ・ルジマトフ
第3部
「ブレリア」
ロサリオ・カストロ・ロメロ
リカルド・カストロ・ロメロ
ホセ・カストロ・ロメロ
「ボレロ」
ファルフ・ルジマトフ
ロサリオ・カストロ・ロメロ
リカルド・カストロ・ロメロ他
この中の「阿修羅」が岩田さん振付の新作。
ステージが赤くなって「動」の部分が強くなる以前を、もうちょっと「静」で押した方が良かったかなぁとは思いつつ、とてもよく考えられた作品で良かった。想いが伝わってきた。ルジマトフも相当チカラが入った踊り。彼は東洋風の動きがあまり似合わないところがあって(足が長すぎるのかも)、そこがちょっと難。でも観られて満足。岩田さんの振付をもっともっと観てみたい。
他には、ドンキを踊ったエレーナ・エフセーエワが(多少無表情なサイボーグ状態だったけど)安定度抜群。サンクトペテルブルグで観て以来親近感を持っているイリーナ・ペレンは、4年前に観たときは「ペレンちゃん♪」って感じだったのに、いまは「ペレン奥様!」って感じになっていた。イーゴリ・コルプもなかなか良い。
あと、第3部のフラメンコ風味「ボレロ」は圧巻だった。ルジマトフって必要以上にクールでいまひとつ好きになれないんだけど、これは良かった。でもギエム様みたいに泣けはしなかったけど…。リカルド・カストロ・ロメロの振付はGOOD。
終演後、すばやく電車に飛び乗り、面会終了ギリギリに病院に滑り込む(21時50分)。
娘は元気そうだった。iPodでスキマスイッチを聴いていた。ボクの顔を見てニッコリ。大部屋なので周りの人に気を遣って超小声でコソコソとくだらない雑談。30分くらいコソコソして(時間オーバーやん)、「あしたまた朝7時にくるよ」と約束して、帰る。痛いだろうし寂しいだろうし退屈だろう。でも誰でも通る道ではある。ファイト。
