瑞浪バサラ・カーニバル

2006年12月18日(月) 12:09:49

瑞浪バサラ・カーニバルに行ってきた。

名古屋から中央本線で40分。静かな町の単独のお祭りなのだが、100チーム以上の「よさこいソーラン」チームが参加していて異様な盛り上がりを見せている(バサラ公式サイトのたとえばこの写真とかを見ると盛り上がりの一端がわかる)。
驚くのは、遠くは北海道や東北からもチームが参加していること。みんな自腹でわざわざこの小さな町まで駆けつける。しかもチームの踊りを踊れるのは5分だけ(総踊りや乱舞には参加できるが)。たった5分踊るために全国各地から長時間かけて参加しに来るわけだ。それも主に10代20代の(お金に一番不自由しているはずの)若者たち。すごいなぁ。

いろいろ見たり聞いたりしていると、どうも「草の根レベルの交流努力の結果」のようである。各地のチーム同士が同窓会のように(もしくは忘年会のように)温かく再会を喜びあったりしている。瑞浪がそういう場を用意し、市を上げて温かく迎え、地道に10年(このお祭りは10周年だそうだ)やり続けた結果が、眼前に展開されているのだ。

地方の市町村は「地域の活性化」が切実な問題で、この瑞浪の盛り上がりをいろんな地域の人々が見学に来ていた。行政ではない市民レベルで自然発生的に地域同士が結びついているのが素晴らしい。しかも若者が「うちの町をなんとかしなくちゃ!」と燃えていたりするのがもっと素晴らしい。

新幹線の終電に間に合うギリギリまで瑞浪の「日吉屋」での打ち上げに参加して飲んでいたのだが、瑞浪の人と、北海道大学"縁"の学生とそのOBたち、北海道の江差(枝幸)の方々、三重の方々、静岡の方々などが入り乱れて「お祭りの成功」を祝っている感じがとっても心地よかった。地域の商店街とか青年団、主婦、学生、単なるお祭り好きなどの人々が、各地で自主的に交流し、盛り上がり、結びついていく。いわば、リアル・インターネット。リアル・ロングテール。リアル・WEB2.0。

ささやかながらもご協力して、地域活性化の助けになりたい。とか、これまた殊勝なことを思いつつ、帰ってきた。大スズメバチ酒は飲まされずに済んだ(笑)

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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