大人が教えるべきこと

2006年11月14日(火) 8:55:24

おとといの「復讐としての自殺」にメールをたくさんありがとうございます。
「昔、わたしも同じように考えてました」というのが多かったです。やっぱそういう人多いのね。もしそれが今の小中学生でも同じなら、大人が「命の大切さ」を説けば説くほど復讐効果は増すわけで。そんなに大切で尊いものを捨てての抗議は相手に必ず通じ、相手を反省させ、自分はいよいよ悲劇のヒーロー(ヒロイン)になれると思っちゃうわけで。んー、ちょっと逆効果。危ない流れかも。「命なんか捨てても相手はたいして気にしない」「相手は『な〜んだ、やり甲斐ねぇな』とか思う程度でヘラヘラと次の攻撃目標を探すだけ」くらいにクールに説いた方が効くのかもしれない。実際そうだし。

あとは「生きていると楽しいことがいっぱい待っているぞ」と、大人が普段から身をもって教えることかな。
そりゃ大人がつまんなそうな顔して生きてりゃ子供も生を軽んじるわいな。死ぬと損、これからいっぱいある楽しいことが味わえないよ、って「現世御利益的な損得」で説いた方が子供には通じる気がする。

もし読者に小中学生がいるなら言っておく(たぶんいない。あ、娘か)。

あのな、悪いけど、人生、楽しいから。大人になったら楽しいこといっっっぱい待ってるから。オッチャンは経験したから知っている。毎日楽しいぞ〜。あんたらの知らない美味しいもの、美しいもの、快感、感動、楽しすぎて身をよじっちゃうことなんかが山ほど待ってる。まぁ騙されたと思って生き続けてみ。楽しいのは保証する。

というか、ボクなんか小学校時代の友達なんかひとりも残っていない。中学の友達も数年に一回ほど親しい人に会うだけ。要するにその後の人生にほとんど関係ない人たちなのだ。毎日友達関係に一喜一憂しているかもしれないけど、深刻に考えずにヘラヘラ笑ってやり過ごしーや。そのトンネルさえ越えれば、全然違う人たちがキミに会えることをニコニコ待っているし、楽しいこともホントたくさん待っている。味わわないと損だぞよ。


昨晩も楽しかった。というか美味しかった。
前から行きたかった神宮前の割烹「樋口」に行ったのだけど、いや〜予想以上の美味。くつろげるし気持ちいいし印象的だし、気に入ってしまった。雄のシシャモの腹に木の芽の酢みそ和えを挟んだヤツなんて絶妙だった。また行こう。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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