修行僧な夜

2006年5月 7日(日) 10:13:23

昨日はあれからプールに行って、小林聡美ちっくにニコニコ泳ごうとしたものの、プールに入ってハッと気づく。映画の中で小林聡美は水面から顔を出したまま平泳ぎをしてたのだった。クロールって水に顔つけたままだからニコニコ泳げないじゃん!

それでも息継ぎのときに無理矢理ニコッとしてみたが、とたんに水がグゴガと咽に入ってきて咳込んで立ってしまう。25mの最初の15mあたりで立ってしまう恥ずかしさよ。後ろを泳いでる人もやむなく立つ。交通渋滞。すまんす。

あぁクロールってストイックな泳法だなぁ。特にボクが練習しているTI方式は真下を見て泳ぐのでプールの底しか見えない。壁に向かって座禅をする修行僧のようである。喝!

てなことでニコニコは諦めてストイックに泳ぐ。
なかなかストローク数が減らないことに業を煮やし始め、最後はむやみやたらに闘う水泳になってしまった。水としなやかに。そんな懐かしいコピーが思い出される昨今。そういえば、村松健の名曲に乗せて、水と思わず闘ってしまうスイマーの話を60秒のラジオCMとして書いたことがあったっけ。あのころは自分が水泳やるなんて思ってもみなかったな。

ジム&プールを始めて筋肉がメキメキつきはじめたので、サイトで勉強してホエイ・プロテインを買って帰る。缶を開けていたら「それは何?」と家族が寄ってきて、あろうことか優子がボクを指さしてからかいながら大声で笑う。「ホエイを飲むの〜? 買ったの〜? それ、北海道では豚が食べるものよ〜。チーズ仲間に話そうっと! 豚のエサをわざわざ買ってきて飲んでるヒトがいる〜。アーーッハッハッハッ」
チーズの専門家である彼女はチーズ製造の過程で出るホエイの処理をよく知っているのである。それにしても笑いすぎ。つか、リコッタチーズとかはホエイで作るでねぇか。おからだって豚のエサだが人間も食うではねえか。ムカッ。

嘲笑に耐えつつまずいホエイ・プロテインを飲み干し、早めの就寝。プロテインが効くのは運動直後と就寝前なのだ。まだ眠くないが、笑われた勢いで早めに飲んでしまったからネナケレバナラナイ。雑念を取り払ってじっと目をつむる。まるで修行僧のようである。喝!

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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