映画「かもめ食堂」と大船「かんのん食堂」

2006年5月 6日(土) 15:43:18

映画「かもめ食堂」。大阪の塩出「パイル」名人に前売券をいただいていたので上映が終わらないか気が気ではなかったのだが、今日やっと行けた。といっても通常上映はもう終了していて、朝一回目のみの公開。銀座シネスイッチにて。
9時15分からと朝早いし、GWは他にもいろんな映画がやっているので空いているかと思いきや、上映時間15分前に到着したらすでに行列。うわぁ。人気映画なのね。

実に「涼やか」な佳品。涼やかな主人公の涼やかな映画。ヒトとの距離感の取り方がとても共感できる。その自然体な生き方がかたくななヒトの心を溶かしていく。流れに逆らわないようでいて、郷に入っても郷に従わない潔さ。流されて変わっていくことと「やりたくないことをやらない」生き方は矛盾しないことを教えてくれる。あぁ、ある芯をもった自然体っていいな。

と、感動しつつ、同時にとても腹が減る映画でもあった。だって小林聡美(サイコー!)がこれまたおいしそうに料理作るんだもん。音効さんも実に上手。おにぎりを握るニチャニチャした音がまた良い。

観終わって午前11時。昼まであと1時間か。うーむ……そうだ湘南に行こう!(なぜ?)

フィンランドの海が呼んだのか、思い立って東海道線に乗り、一気に陽光溢れるエリアまで。
さわやかな風に吹かれながら、小林聡美のエクボに思いをはせる。いいエクボだったなぁ…(笑)。

大船のレストラン「ミカサ」に12時すぎに到着。カウンターに座ってお目当てのオムライス。オープンタイプのオムライスなのだが実に完成度が高いのだ。本当はカツメシが有名な店だが、オムライスの方がオススメかも。うましうまし。こういう洋食屋は行きつけになったらどんどんうまいものが出てくるんだろうなぁ、今度は炭焼きステーキも食べたいなぁとか思いながら店を出る。

大船駅前の商店街をひやかして歩く。
ふと魚屋を見ると、朝捕れの見事なサバがどえりゃあ安いではないか。さすがは海が近い街。思わず買い込んでしまう。あれ? この小さな古い魚屋さん、隣が食堂だ。おっ? どうやらこの魚屋が経営してるみたいだぞ。「魚廣 観音食堂」と並んで書いてある。ジャージのオヤジが昼から酒飲んでくだまいてるような古びた食堂兼居酒屋だが、こういう店って意外と惹かれるんだよなぁ。

で、買ったサバの持ちを気にしながら思わず入店。昼メシのハシゴ。アホか(アホです)。
おお、ギンポの天ぷらがある! アジフライもうまそう! 刺し身は30種類くらいある! とか喜んでいろいろ食べる。なにせ魚屋直営だ。安いしカジュアルだし鮮度いいし、なんだかうめぇ。

そして今。やっと帰宅。映画観に行ったのになぜサバがお土産?といぶかる家族をごまかしつつこれを書いている。吐きそうなほど腹一杯なので、少し休んでからプールへ行って腹ごなししよっと。「かもめ食堂」でも小林聡美が実に気持ち良さそうに泳ぐシーンがあった。ドリルだ距離だと目くじら立てず、今日はあんな風にゆっくりニコニコ泳いでみたい。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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