久しぶりの読書日
2005年10月 9日(日) 15:27:39
昨日は、起きていろいろやり始めたけどどうもダルさが抜けず、体力回復日に急遽変更。寝たり起きたりしながら読書をし、4冊読了。
1冊目は、ゲッツ板谷「ワルボロ」(幻冬舎)。
立川の町を舞台にワルでボロな不良高校時代を描いた自伝的小説。500ページ弱の大部ながら飽きさせずに一気にラストまで。素晴らしい。中場利一的な題材をチュンバよりもリアルな焦燥感と暴力描写で描いていく。笑いの部分が少ないけど、これで笑いが多いと岸和田愚連隊になってしまうし、笑いではアレには勝てないからちょうどいいかもしれない。友情と恋を底流テーマにして、中学抗争をスピード感よく描いていく。めっちゃおもろかった。唯一の不満はラストの収め方。あと50ページくらい書き込んで欲しかったなぁ。続編を匂わしているが、それはそれとして、きっちり締めて欲しかった。そうであれば傑作だったかも。
2冊目は、中條高徳・渡部昇一「子々孫々に語りつぎたい日本の歴史」(致知出版社)。
大好きで、娘にも読ませている本「おじいちゃん 戦争のことを教えて」の著者中條高徳がまたまた日本近代史のことを語るのであれば読み逃すわけにはいかない。熟読。そして感動。日本人としての誇りを取り戻すために、前作同様すべての日本人必読の本かも。なるほど日本人は立派だったのだな、と、ごく自然に納得できる(イデオロギー抜きでね)。マッカーサーが第二次世界大戦を振り返り、公の場で「日本は侵略戦争をしたのではなく安全保障(自衛)のために戦争をした」と語った言葉「Their purpose,therefore,in going to war was largely dictated by security.」ももっとひろく認識されるべき。
3冊目は、吉崎達彦「1985年」(新潮新書)。
1985年はボクが会社に入社した年なのだが、その年をある「頂点」として取り上げ、その年にあったいろんな出来事を解説していっている。いやー、こんなにいろんな節目があったのだなぁと自分史的にも見直した。日航機事故。阪神優勝。プラザ合意。つくば博開催。ゴルバチョフ・ソ連共産党書記長に就任。ボン・サミット。米ソ首脳会談。田中角栄倒れる。電電公社民営化。国鉄民営化決定。男女雇用機会均等法成立。新風営法施行。青函トンネル開通。三光汽船倒産。豊田商事会長刺殺事件。ロス疑惑・三浦和義逮捕。投資ジャーナル中江滋樹逮捕。グリコ森永事件「キツネ目の男」の似顔絵公開。スーパーマリオ発売。「8時だヨ!全員集合」最終回。「ニュースステーション」放送開始。神田正輝と松田聖子結婚。北の湖引退。新日鉄釜石7連覇。「ウィ・アー・ザ・ワールド」大ヒット。チーム・デミ(小型文房具)大ヒット。などなどなど。そしてプラザ合意を受けて日本はバブル時代に入っていく。すげーな。
4冊目は、池田晶子「勝っても負けても」(新潮社)。
「41歳からの哲学」シリーズですね。これは昨日一日で読んだものではなく、前から少しずつ読んでいたものがちょうど昨日読み終わったということ。池田晶子の本は読んでいていちいち立ち止まらされるので、とにかく時間がかかるのだ。いま、読むのに一番時間と知性とチカラがいる本かもしれない。
