古いシステムからの脱却

2005年9月13日(火) 7:36:28

小泉首相は早々に任期終了(来年9月)後の続投を否定した。また、自民党の新人当選者83人について「派閥に所属させるな」と指示。派閥政治からの脱却を徹底させた。

自民の大圧勝によって小泉独裁を怖がっている向きもあると思うし、その気持ちもわかるが、ボクはあと1年、強力なリーダーシップで自民党の根っこを変革し、ウェスタン映画のラストシーンのように去っていく小泉首相(彼はそんな自分をイメージしてると思う)に期待したいと思う。古い派閥政治を壊せるのは彼しかいないのは確か。郵政民営化法案は欠点だらけのようではあるが、利点があるとしたら「古い巨大システムにメスが入る」ということ。政治も同じこと。昭和初期中期に作った古いシステムから早く脱却しないとこの国はヤバイと思う。

古いシステムが一概に悪いとは思わない。これまで苦労してそのシステムを作り上げ動かしてきた方をちゃんとリスペクトしたいと思う。
でもここ10年、時代の変化が早すぎる。これからもっと早くなる。この変化の勢いに対応できるシステムに変えていくのは急務だ。そういうシステムに移行するための役割を小泉内閣が果たしてくれることを相当期待している(もちろんそれに伴う借金減らしもね)。


ところで「おいしい店リスト」も同じように古いシステムになったと思っている。
メールをいろいろいただいた。「採点はやめないで」というご意見が大半。店同士をひとりの舌で相対的に比較してるからさとなおの意味があった、役に立った、と。

ありがとうございます。
でも10点法は(悩んだすえ)やめます。時代が変わり、いろんな弊害が目立ってきたと思うから。
こちらは主観評価のつもりでも読者は客観(もしくは絶対)評価と思いがちという弊害。味の評価なのか店の評価なのかが混同しがちという弊害。やたらとセンセーショナルに見えがちな弊害。採点するという行為で自分が勘違いしがちという弊害。などなど。

ネットがマイナーで「より主観的な遊び場」だった時代はそれでも意味があったと思う(思いたい)。でもネットはメジャーになり「客観的データを取り出す場所」にもなった。マスメディア的影響も出てくるようにもなった。メディアとしてこうメジャー化してくるとああいう方法(客観に見える主観)が害悪になってくる場合もある。遅ればせながらそう反省したのでした。この移り変わりの早い時代に10年も同じ方法を続けるのはよくない。早めの手を打ちたい、と(遅いか…)。

もちろん尺度はもうけますよ。客観主観が混同しないように、より主観的な尺度を押し出して比較できるようします。ご安心を。とはいえ、まだもろもろ悩んでいる最中ですので、アイデアなどいただけるとうれしいです。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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