堀江氏がずっと語っていること

2005年3月13日(日) 9:38:21

アメリカではブログ記者をホワイトハウスの取材に参加させたという。ここらへんの感じはアメリカは10年進んでいるね。
プロの記者よりジャーナリズム・センスが上回る人は市井に山ほどいる。ネットの出現で情報がフラットに行き渡り、ジャーナリストだけが時代に対する当事者意識を持っていた時代は終わろうとしている。一般人がそれぞれきちんと当事者意識を持つ時代になってきている。彼らの多くが発信しはじめたらマスメディアの役割はある意味終わるとボクは思う。ジャーナリストだけが情報強者だった時代はもうとっくに終わっているし。いや、糾弾や告発こそジャーナリズムの役割という考えに固執したジャーナリストは、そのうち情報弱者に成り下がる可能性すらあると思う。

その辺に謙虚にならずに「大衆にいろいろ教えてあげる」的態度でこれからもいると、新聞やテレビなどの既存メディアやジャーナリストはマジで痛い目に遭うんじゃないかな。ネットを日常に使っている人たちは、あなた方が考えているよりずっと情報強者なのだ。しかもブログで発信し始めるとそのスキルは日々磨かれる(発信とは情報整理でもあるから)。古いタイプのジャーナリストたちを憐れみの目で見ている人たちがいっぱいいることをお忘れなく。

その辺の感覚のズレを堀江氏はずっと語っている気がする。ネットの世界に長くいるとその辺の感覚って「常識以前の超当たり前な感じ」になっちゃうので、彼はそこら辺をうまく説明できないだけ。ボクもその辺はもう肌感覚になっちゃって、あまりに古い人から質問を受けるとどこから説明すればいいかわからなくなってしまう。

それにしても……大きな変革の波を体感してると実感するなぁ。サイトを初めて10年。初期に感じた「ネットって根本的に社会を変える!」といった武者震いに近いワクワク感がだんだん現実になってきた感じ。ジバランをやったことはボクなりの変革だったのだけど、ああいう「当時とても新しかったこと」が普通になってきていることを見ても、本当の意味で変革が進んでいることがよくわかる気がする。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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