批判するには当たらない

2004年10月27日(水) 11:56:08


被災者の涙を撮りたいがためにデリカシーのない質問をするアナウンサー(死んでくれ)。あげく孤立地域に入り込み自衛隊に救助される報道関係者(迷惑すぎ)。ネコの手も借りたい時に人員を引き連れてパフォーマンスのために現地視察する政治家たち(邪魔なんだよ!)。それを政治的アピールに利用する民主議員(醜すぎ)。んでもって視察報道が民主より少ないとクレームつける自民議員(レベル低すぎ)。TVの安否情報を利用してオレオレ詐欺や義捐金詐欺をする人非人ども(言うに及ばず)。

今回、小泉首相は4日目に現地に入った。でも現地に入るのが遅いと岡田議員や田中議員が政治的批判するには当たらない。早く現地に入るなら村山首相でもできるのだ。
阪神大震災当時、村山首相は2日目に現場に入ったが、これには大変迷惑な部分があった。なんだあのパレードのような視察は。現地では怒っていたぞ。しかも村山首相は初動を間違った上で現地入りしたのだ。自衛隊の支援伺いを拒絶し、海外の支援も拒絶した(オレは忘れない)。それでいったい何人亡くなったと思っている。現地になんか入って救助の邪魔をせず、東京にいて的確な指揮をとるべきだったのだ。
今回ももちろん万全ではない。反省すべき部分はたくさんあるだろう(官房長官も認めている)。でも地震発生36分後には自衛隊のヘリが出動していた。仮設住宅着工も早い。首相は外にいて的確に総指揮をとることが仕事なのだ。現地入りする暇があったら他にやることがいっぱいある。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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