いったい誰のための復興なのか

2004年4月10日(土) 21:26:14


咳ゴホゴホがあっという間に気管支炎に。声が出ない。カラダだるすぎ。倒れられない長い仕事が終わって、カラダも休息を求めている感じ。

「復興支援というイイコトをしに行っているのだから撤退しろと言われる筋合いはない」という政治家たちの論理は、それが本当に相手にとってイイコトなのかという視点に欠けすぎていて笑える。いまどきそんな善意の押し売り、お見合い斡旋オバサンでもしないぞ。いったい誰のための復興なのか。復興とは治安が不安定で人心が荒廃しているときに文化も習慣も違う他人がマイペースに進められるものなのか。しかも勝手にめちゃくちゃ壊した側が。

とりあえず一番怖いのはこのまま駐屯し続けて、イラク内戦(もしくは再開戦)に巻き込まれ、日本の軍隊が名実ともに戦争に参加すること。一度実質的に参加してしまい、戦死者でも出てしまったら、いろんなことがなし崩しに進行しそうである。どんな理由でもいいから早く撤退してくれ、というのが本音だったり。

反対を押し切ってでも靖国神社に詣でて戦死者を弔う気持ちがあるなら、新しい戦死者が出るあらゆる可能性を消し去る努力も最大限していただきたい。人質3人の命も危ないが、自衛隊隊員の命もいま相当に危ないのである。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

アーカイブ

同カテゴリーの他記事