鷺沢萠さん横山光輝さん

2004年4月16日(金) 19:57:25


鷺沢萠に続いて横山光輝も死去。

たまに覗いていた鷺沢萠のサイトでは自殺の二日前まで日記が普通に書かれている。多忙な著作以外に日記までこまめにアップしているところからみて、モノを書いてヒトに伝えることがトコトン好きな人なのだな。なのに自殺に至る心情にはまるで触れていない。そこがわからない。伝えるのが本能にまでなっている人だと思っていたから。著作的にも自殺するタイプとは思えない。んー。「伝えること」に絶望したとしか考えられないが、そうであるなら公開日記ももっと前に止めているはずだしなぁ。ヒトにモノを伝えるのが好きな端くれとして、ちょっと気持ちが揺らされる死であった。ボクはどうなのだろうか、という意味で。

横山光輝は自宅火事によるやけどが原因だという。鉄人28号から三国志まで、実にお世話になった漫画家だ。その最期が全身やけどとは痛ましい。というか、あれだけの力作を世に出して世の人々を楽しませた当人が地獄の火に焼かれるような苦しみの末亡くなられるとは、神も仏もあったもんではない。

死後は無である、という確信が年々深まってはいるのだが、そのコントラストでどんどん生きていることが好きになっている。どんな死に方をするにせよ、生きているこの時間をとにかく大事にしたい。やけに身近に感じた彼らの死について、そんな月並みな感慨。生きてるうちが花なのよ党宣言。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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