しつこくNY出張(5)地球の裏側からわざわざ

2004年3月15日(月) 14:22:01

どうしてNYから日本に電話して相手が捕まらないとこう腹が立つのだろう。何度電話しても留守電だったりするともういかん。「地球の裏側からわざわざ電話してるのに」感が強く襲ってくる。ひたすら偉そうな感じでな。ちっぽけな特権意識。おもろいな。こうやって「偉そうな人種」が出来上がるわけだ。くだらん。

逆に、遠きNYから「彼はいま丸ノ内線で移動中で圏外なのかもしれない」と思いやる感じもまたおもろい。地球の裏側から現在の彼の細かい事情を推察しているこの遠近法的な錯覚が。地球はでっかいのに妙に矮小化しちゃってイメージしているお馬鹿な近未来感が。

そんでもって「NYからかけてます」という言葉に驚いてくれる人がこのごろめちゃ少なくなったのもまたまたおもろい。みんな普通に「あーお疲れー。でさー……」とすぐ本題に入る。「じゃ、5時にまた電話くれる?」とか平気で言ったりする。なんか、こんなことしてると世の中に対して何も驚けなくなってきて、実に味気ない人生になるのではないかなどと危惧したり。 国木田独歩じゃないけれど、ボクはもっともっと驚きたいんです。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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