NY出張(16)世界各地に無数にあいている穴のひとつ
2004年2月 2日(月) 22:56:31
グラウンド・ゼロを「観光」。
人が大量に亡くなったところというのはある種独特の磁場を発している。近づく前から体中がゾクゾクし、目が乾いた。ただただだだっ広い大きな穴。見上げると空は高くこれまた広い。あそこにあった巨大な建物を思い出そうと試みるが徒労に終わる。遠い昔に建築家が巨大なツインタワーを夢見て見上げたであろう広い空を同じように見上げるのみ。
ヒトはこれを特別な穴と思うだろう。が、これと同じような「穴」が世界各地に無数にあいているのだ。穴の大小は関係ない。穴の場所も関係ない。マンハッタンのあのビルが壊れて出来た穴だから特に感傷的になるのはフェアじゃない。アフガンやイラクにあいた無数の穴にも同じように祈れ。
犠牲者たちの無念に引きずられそうになりつつ、あえて感傷を打ち切り、「じゃぁ次はウォール街に行ってみましょう♪」とクライアントをNY案内するワタシ。
