極寒プラハ出張(11)クネドリキ

2004年1月10日(土) 8:16:16


チェコ料理の代表といえば、付け合わせで出てくるクネドリキ(英語でダンプリング)。小さな蒸しパンと思えばいい。ソースだぼだぼ系の料理の付け合わせとして同じ皿にのり、ソースをクネドリキでこそげとってお皿をきれいにする感じ。まぁ味は特になく、旅行者の評判はあまりよろしくない。まずいし飽きる、と。

が、外国人に言わせると白米だって「日本人はあんなに味が同じでしかも味がないものを生まれてからずっと食べ続けてよく飽きないな」ということになるらしいから、クネドリキも同じように飽きが来ないものなのだろう。一方的価値観で「こんなもの毎日食べてるくらいだからこの国の料理はまずい」とか決めつけるのはブッシュ的だし。

それにね、デザート・クネドリキ(フルーツ・ダンプリング)はなかなか変わっていてうまいのだ。量が巨大なのが困るけど。帰るまでにもう一度食べてみたい(←置いている店は少ないらしい)。

今日は1日中 山の中での屋外撮影で、さすがに深夜近くになったらかなり冷え込んだ(完全防寒で乗り切った)。川の向こうには時々列車が走る雪深い岩山。そこそこ絶景。
いつも思うが、ロケじゃないとまず一生来ないような田舎(しかも海外)にいると、一生来るはずのない場所に立っている自分の存在と一度しかない人生の時間とが重なって感じられ、とてもせつなくなる。近くに民家などあるとてきめん。「一度しかない生の時間をここで終える人生ってどんなだろう」と空を仰ぎ時間を忘れる。いろんな人生を生きてみたいと切に思う瞬間。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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