北朝鮮はほんの少し前の日本

2003年1月28日(火) 23:00:49

北朝鮮の現状を貧困で閉ざされたものとし、北朝鮮で人気の反米ドラマを洗脳と非難したりして「だからあの国は悪い。あの国の人民は不幸」とする報道が多いが、そういう報道もある意味洗脳であることを注意しないといけない。別に北朝鮮の肩など持つ気は毛頭ないが、昨年来の北朝鮮報道は偏向すぎる。冷静で客観な報道を見たい。読みたい。

つか、北朝鮮って鎖国時代の日本と大きくは変わらない気がしていて、そう考えるたびに「江戸時代の日本は貧困で(特に東北とかの地方)、閉ざされていて(鎖国&封建)、洗脳だらけだったけど、本当に不幸だったのか」という疑問に行き着く。不幸とか幸福って他国が決めるものなのか?
んでもって徳川幕府がもし核を持っていたら今の北朝鮮より怖かっただろうとも思う。北朝鮮はほんの少し前の日本を映す「鏡」なのだ。

だからこそ、自分たちは高いところに立っていると錯覚して上から優越感を持って見下げるのは恥ずかしい。どんな国であろうとも相手に敬意を払うのは基本だ。江戸幕府が他国から「ならずもの国家」と決めつけられたら江戸人民だって反発する。人民の誇りをかけて戦うかもしれない。そうだとしても、ボクは江戸時代の人々が野蛮でならずものだったとは思わない。

いたずらに感情的にならず、一方的に決めつけず、冷静なる敬意とともに他国とつきあわないと日本はまた過去の過ちを繰り返すことになるだろう。
「過去の過ち=戦争」ではない。他国を見下げ、他国に敬意を払わなかったのが最大の過ちだとボクは思う。別名「島国根性」と呼んでもいい。生まれながらの気質だから仕方ないじゃんと言われればそれまでだが。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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