査察という名の侵略

2002年11月19日(火) 16:05:19

「査察」っていう言葉ってわりとくせ者で、なんだか「調べるだけだよー」ってニュアンスが漂うが、内容は限りなく「侵略」に近い。
大統領府をはじめとするあらゆる施設への自由な立ち入りとか、文書などの自由な押収とか、研究者への尋問とかが、なにしろ「無条件に査察を受け入れなければ虐殺するぞ!」という脅しのもとにそれが行われているのである。相手国の尊厳を無視しきったこの査察はきっと深い恨みを残し、またテロを生み出すことだろう。そしてブッシュは口実を作っては戦争という名の虐殺を繰り返し、アメリカ国民はそれを熱狂支持することだろう。
大量破壊兵器を一番持っている国アメリカ。核兵器と同程度の破壊力を持つデイジーカッターを涼しい顔してアフガンに使ったアメリカ。軍事産業維持のために武器を消費したくて仕方ないアメリカ。石油利権の確保のために中東・アラブ地域を掌握したいアメリカ。本当に査察が必要なのはアメリカ自身である。

まぁアメリカばかり責めている場合でもない。日本も侵略戦争に手を貸しそうな勢いである。このまま行くと、我々が支払った税金が大量虐殺に使われる。我々が働いて得たお金の一部が「人殺し」に使われる。そのことを真剣に自覚しなければならない。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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