我々は一方的被害者なのではない
2002年9月18日(水) 11:26:55
拉致被害者のご家族が感情的になるのは当たり前だし、人間だから十二分に同情するが、それに引きずられて我々まで感情的になると物事の本質を見誤る。情に訴える報道には気をつけて接する必要がある。
第二次世界大戦当時、日本は朝鮮半島から90万とも言われる人々を「拉致」し連行した。謝罪も補償もしていない。我々は一方的被害者なのではない。
アメリカと北朝鮮はいまだ休戦状態で、終戦に至っていない。間に挟まれた日本はアメリカ同盟国。北朝鮮から見たらどう見えるか。そして首都東京が北朝鮮から射程距離にある現実をどうすべきだったか。
その現状を打破しつつ、拉致問題の謝罪まで引き出した首相の行動はどう評価されるべきか。歴代首相がびびってまったく触れもしなかった拉致問題解決というカードを持って単身乗り込んだ彼の勇気を国民はどう評価すべきか。射程距離にある「敵国」に対して我々は何を得たかったのか。
すさまじくハイブロウな外交だったとボクは評価しているのだが。
