極寒プラハ出張(11)クネドリキ

2004年1月10日(土) 8:16:16


チェコ料理の代表といえば、付け合わせで出てくるクネドリキ(英語でダンプリング)。小さな蒸しパンと思えばいい。ソースだぼだぼ系の料理の付け合わせとして同じ皿にのり、ソースをクネドリキでこそげとってお皿をきれいにする感じ。まぁ味は特になく、旅行者の評判はあまりよろしくない。まずいし飽きる、と。

が、外国人に言わせると白米だって「日本人はあんなに味が同じでしかも味がないものを生まれてからずっと食べ続けてよく飽きないな」ということになるらしいから、クネドリキも同じように飽きが来ないものなのだろう。一方的価値観で「こんなもの毎日食べてるくらいだからこの国の料理はまずい」とか決めつけるのはブッシュ的だし。

それにね、デザート・クネドリキ(フルーツ・ダンプリング)はなかなか変わっていてうまいのだ。量が巨大なのが困るけど。帰るまでにもう一度食べてみたい(←置いている店は少ないらしい)。

今日は1日中 山の中での屋外撮影で、さすがに深夜近くになったらかなり冷え込んだ(完全防寒で乗り切った)。川の向こうには時々列車が走る雪深い岩山。そこそこ絶景。
いつも思うが、ロケじゃないとまず一生来ないような田舎(しかも海外)にいると、一生来るはずのない場所に立っている自分の存在と一度しかない人生の時間とが重なって感じられ、とてもせつなくなる。近くに民家などあるとてきめん。「一度しかない生の時間をここで終える人生ってどんなだろう」と空を仰ぎ時間を忘れる。いろんな人生を生きてみたいと切に思う瞬間。

極寒プラハ出張(10)最強の防寒具で凌ぐ

2004年1月 9日(金) 7:03:17


今日のプラハは晴れ。気温も上昇。相変わらず零下ではあるが暖かいロケとなった。が、朝から晩まで外にいるとさすがにだんだん冷えてきて、最後の方は少し寒かったな。でもこちらで購入した防寒具の強力なことと言ったら! これなら明後日から3日続く「深夜〜早朝ロケ」も切り抜けられるかも。

相変わらずの雪景色だが、雪質は究極のパウダースノーで、北海道でも体験できないレベルのさらさら感。多い日も安心♪てな感じ。

プラハは映画のロケでよく使われる。アマデウスやミッション・インポッシブルなどは有名。だからか、映画撮影慣れしているスタッフが多く、段取りがなかなか良い。チェコ人特有の我慢強さもあって、わりと撮影はスムーズに。素朴で明るいし、なんだかチェコ人好きかも。

極寒プラハ出張(9)地獄度足りず

2004年1月 8日(木) 8:16:23


いやそれにしても今日のプラハはマジ暖かい。零下5℃くらいかもしんない。大陸性気候の零下5℃を暖かいと思うようになったら、もう異邦人卒業かも♪
今日、日本からスタッフ第三弾が到着するのだが、彼らにさんざん「プラハは地獄の寒さです」とメールで脅したボクとしては、これが佐藤が言う地獄かいなと思われるのがシャクでシャクで。くそー、明日の朝は地獄の寒さになれかし!(んー、でもやっぱりやめてっ)

極寒プラハ出張(8)ジョン・フランケンハイマーの愛弟子

2004年1月 8日(木) 0:59:25


頑固なアメリカ人ディレクターに手を焼きつつ、今日も一日一歩もオフィス(チェコのプロダクション)を出ずに打ち合わせ。このまだ若い監督(アンドリュー・ハーダウェイ)はジョン・フランケンハイマーの愛弟子らしいからそのうちビッグになるかもしれないけど、少々アタマがカタイ。まぁ頑固なのも監督の大事な要素なのだけれど。
今日は昨日よりも暖かい感じなので街を散歩したかったなぁ。暖かいと言っても零下10℃近くはある感じ。プラハ近郊は記録的な大雪だったらしい。
昼飯はサンドイッチ。夜飯は……まともなものが食べたいが、わがままも言っていられない状況。

極寒プラハ出張(7)極度の疲れと復活と

2004年1月 7日(水) 13:32:34


プラハ時間の昨日夕方、カラダがゾクゾクして頭がガンガンしたので「やばい!本番を前に風邪か!もしくは頭痛再発か!」と焦り、打ち合わせについてチョチョチョと指示して、ホテルに帰って寝た。さっきまでぐっすり(正確に言うと、途中数度起き、本を一冊読了)。現在こっちの朝5時すぎ。
どうやら風邪というよりは極度の寝不足と移動疲れと寒さがいっぺんに来たようで、起きたら復活していた。東京の仕事もこっちでやっていたので、とにかく寝ていなかったのだ。寝ないと余計に寒さが堪えるよね。

チェコ大使館が作ったという丸秘のうまい店リストとか、こっち在住のSさんが薦めてくれたうまい店リストとか、いろいろ手元に集まってきているのに(みなさんありがとう!)時間がなくて活用できていない。これが一番つらい(笑)。昨日のランチは時間がなかったので仕事場近くのチェコ人(仕事上のチェコ側責任者)推薦の店に行ったのだがオオハズレ。ハズレすぎ。まずっ。もうチェコ人の舌は信じないぞ。うー。疲れが吹っ飛ぶようなうまいもの食べたい。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。