「海猿」

2004年4月27日(火) 23:09:18


6月12日公開の映画「海猿」を試写会招待で観てきた。出演俳優・女優たちの舞台挨拶あり。フジの高島彩アナの司会で始まり、伊藤英明と加藤あいと海東健、藤竜也、伊藤淳史などの挨拶のあと始まった本編だが、これが刮目の出来。いや〜さすがROBOT。
というか、今年初めの長い長い例の仕事はROBOTさんと一緒にやり、映画部とも極寒地獄ロケを共有した。あのスタッフたちがこの映像の裏にいて苦労しているのだなぁと思うだけで泣けるが(これまた過酷そうなロケなのよ)、映画自体も邦画でここまで分厚く引き締まったものを観たのは初めてだよレベルの出来。撮影も編集もほぼ完璧。そのうえ泣けるのである。「愛と青春の旅立ち」と「トップガン」を足して「グランブルー」で調味したような部分はあるのだが、ここまで完成度高いとそんなことどうでもよくなる。これがデビュー作らしい羽住英一郎監督(ROBOT所属)おそるべし。
ただ、ラストの収め方やメイキングっぽいエンドロール、その後の意外なお楽しみなんかはちょいと疑問だなぁ。分厚いまま正面向いて堂々と終わって欲しかった感じ。そこらへんだけ「いかにもフジテレビ」っぽいのがちょっと…。
でもそんなこと実に些末なこと。この映画はマジでこの夏の一押しだ。普段洋画しか観ないタイプのヒトにも是非観て欲しい。邦画を見直すはずである。

若い志と無謀さは評価しよう

2004年4月26日(月) 18:26:26


イラクで人質にされた3人が解放されたあと、パウエル国務長官が「誰かが危険を冒さなければ、社会は前進しない」「彼らを誇るべきだ」というような意味のことを言っていて、それがずっと心に引っかかっている。

もちろん彼の立場からの政治的な発言だ。くそくらえ。でも、若い心を持った人たちがある志を持って無謀な行動をしなければ、世界は何にも変わらない。それは事実。底の浅い「自己責任論」に影響されて「無謀」を思いとどまる若者たちがたくさん出るのはイヤだなぁ。

もちろん3人のあの行動は軽率だ。でもさ、紙一重なんだよな。「そういう行動は自己責任でやってくれ!」と騒ぐ人に限って、きっとリスクを冒して成功し世界的に評価された場合、自分の手柄のように褒めるだろう。

勇者の必然性が乏しくないか

2004年4月25日(日) 22:04:25


ゆっくりゆっくり楽しんでいたPS2版ドラクエ5もついにエンディング。レベル50を超えていたので楽勝で勝った。あとはクリア後の隠しダンジョンでもう少し遊ぶか。
実によく出来た傑作RPGだとは思うが、惜しいのは勇者の必然性に乏しいこと。勇者だからできる何か、がない。嫁が実は天空人だった、というのも安易。SFC版より数段上であるが、逆にもう少し細部の裏ストーリーを練り直して欲しかった。90点は来ているだけに惜しい。

今日はムスメのピアノ発表会。ハイドンのソナタ23番を弾いた。親バカ全開だが、実に音楽が表現できていた。運指もスムーズ。うまく行ったので褒めまくり。好日。

自分自身の深いところに沈み込んでいって書くしかない

2004年4月25日(日) 11:40:23


おおっ。Googleで乗り換えや英和・和英まで調べられるようになったらしい。検索窓に「乗り換え 東京駅 麹町駅」とか入れると調べられる。こりゃ便利! Yahoo!もうかうかしてられなくなってきたね。

おおっ。村上春樹の「海辺のカフカ」がオーストリアでベストセラー1位とか。
そういえば柴田元幸が新聞のインタビューで以下のようなことを言っていた。「今の米文学はやっと村上文学に追いついてきた。80年代後半から90年代にかけての米文学は、なにげない日常を切りとり人生の真実を描くといった、レイモンド・カーヴァー風リアリズム小説の亜流が多かった。その息苦しさの中で、『自分自身の底』に降りてみて、寓話的小説を書く作家たちが登場した。共通しているのは何かの共同体(国とか民族とか家族とか)への帰属意識がないこと。かつて村上春樹が『自分には書かねばならないものは何もない』というようなことを言っていたが、彼らも『これを書けば小説になる』という安心感を持てない人たちだと思う。祖父母や親から受け継いだ話を書いても小説にならない。じゃあ、どう書くか。共同体への帰属意識がないからこそ、自分自身の深いところに沈み込んでいって書くしかない。これは村上文学と同じ。そして、おそらくそうして書かれたものだけが人を動かす力を得る」と。
そしてそういうものだけが普遍性を持つんだな、きっと。桐野夏生も国際的に受けているし、とてもいいことだ。

Eudoraと格闘

2004年4月24日(土) 19:29:07


au にかえてから数週間。パケットの飛び方などがdocomoより多少もっさりしている感じだが、基本的には満足。電話番号も好きな数字を選べたし通話時の音もいい。というか、docomoにmicrosoft的なものを感じてしまったので、docomo以外ならどこでもいいのだな、本音を言うと。
5年もdocomoを使ったあげくにキャリアを変えるのは、割引率を考えても「番号変更をみんなに知らせないといけない面倒」を考えても割が合わなかったのであるが、逆に人生リセット的すがすがしさもあり、なかなか気持ちよいぞ。

一週間前にサーバー会社がメールサーバーのウィルス除去設定を強化して以来、ボクのメーラーであるEudoraでなぜかメールが受け取りにくくなった。なので今日は丸一日メーラーと格闘。サーバーとEudoraの相性が悪いみたいなので、これを機にアップル純正のMailソフトにかえてしまおうと思ったのだが(アドレス帳や .macとの連携もいいし)、Eudoraからのメールボックス移行がどうやっても文字化けしてしまうのである。一度他のメーラーに移して、そこからもう一度移行させてみても全部文字化けする。一通一通なら直せるのだが、数十万通をそうやって直すのは不可能。うー。半日格闘したのだが…。
諦めて、Eudoraの設定をもう一度いちから見直してみた(もう数十回見直したのだが)。そんで、いままで疑いもしてなかったある設定を少し変えてみたら……サーバーとの突然の接続不良がいきなり治ったよ。なんだよこんなことかよ。どひー。
ということで、朝から夜7時半までかかってしまった。もったいなし。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。