自分自身の深いところに沈み込んでいって書くしかない
2004年4月25日(日) 11:40:23
おおっ。Googleで乗り換えや英和・和英まで調べられるようになったらしい。検索窓に「乗り換え 東京駅 麹町駅」とか入れると調べられる。こりゃ便利! Yahoo!もうかうかしてられなくなってきたね。
おおっ。村上春樹の「海辺のカフカ」がオーストリアでベストセラー1位とか。
そういえば柴田元幸が新聞のインタビューで以下のようなことを言っていた。「今の米文学はやっと村上文学に追いついてきた。80年代後半から90年代にかけての米文学は、なにげない日常を切りとり人生の真実を描くといった、レイモンド・カーヴァー風リアリズム小説の亜流が多かった。その息苦しさの中で、『自分自身の底』に降りてみて、寓話的小説を書く作家たちが登場した。共通しているのは何かの共同体(国とか民族とか家族とか)への帰属意識がないこと。かつて村上春樹が『自分には書かねばならないものは何もない』というようなことを言っていたが、彼らも『これを書けば小説になる』という安心感を持てない人たちだと思う。祖父母や親から受け継いだ話を書いても小説にならない。じゃあ、どう書くか。共同体への帰属意識がないからこそ、自分自身の深いところに沈み込んでいって書くしかない。これは村上文学と同じ。そして、おそらくそうして書かれたものだけが人を動かす力を得る」と。
そしてそういうものだけが普遍性を持つんだな、きっと。桐野夏生も国際的に受けているし、とてもいいことだ。
