ペディグリーチャムおそるべし
2004年9月12日(日) 6:37:54
昨晩「♪ハッピバースデー」とみなで歌いながら、いつもと違う豪華ドッグフード(ペディグリーチャム製)をあげたところ、産まれてからずっと格安ドッグフードだけで過ごしてきた我が犬はもうなんつうか狂ったとしか思えない様子で食べよった。食べ終わってからも食器を離れず、分子原子レベルまで舐めとろうとする。今朝も起きたらすぐ食器に行きまたひと舐めふた舐め。知ってしまった蜜の味。あーあ、いつもの格安ものに戻ってくれるだろうか。
村上春樹「アフターダーク」読了
2004年9月11日(土) 7:59:18
村上春樹の新作「アフターダーク」読了。
三人称での長編は初めてとか。そういえばそうだったかな。数時間で読めるし描写は簡潔だが、なかなか難解な作品だ。読み終えて「さて困ったな」と思う人も多いのではないだろうか。
映像的な視点を読者に強要し、読者は常に「夜」を俯瞰、客観視することになる。たぶん彼は人間を描くというよりも総体としての「夜」(もしくは闇)を描こうとしたのだろう。「夜」(もしくは闇)との距離感を強要される感じは独特で、さすがに村上春樹だなと思う反面、客観すぎて心に響いてこないのを物足りなくも思う。
ボク自身、夜中にふと街を感じる時、人間への漠然とした距離感と愛情と不思議さみたいなものを感じるが、読んでいる最中ずっとそれにとても近い感覚を味わった。その気分には共感する。ただ、メタファーを多用してそこから数歩踏み込むのが村上春樹であって、今回の作品が彼の中での前進だとしても、期待をはぐらかされたと感じる読者は多いと思う。
人物配置と描写加減はいい。完成度も高い。でも、なんだろうな、たとえば村上龍なんかはストーリーテリングもきちんと入れつつ、その外側で夜や空気や距離感や不安をきっちり感じさせる。そういうスタンスに比べると、なんというか、ちょっとナイーブ(ひ弱)に感じた。
911から3年。今日は我が家のトイプードルの2歳の誕生日でもある。土曜だが出社。9月は胃が痛くなる仕事が多い。なんとか乗り切ろう。
自分が蒔いた小さな種
2004年9月 9日(木) 9:59:54
22年前、大学2年の時。大学のあるクラブから独立し、数人で新しいクラブ(スポーツ系)を設立した。初代幹事長になった。わりと理想に燃えて運営し、いま思うといろんな失敗や後悔や赤恥もあるが、それなりに楽しいこともあった。いわゆる青春の1ページ。というか、もうクラブを作ったことすら忘れていたよ。卒業後ボツ交渉になっているので、いまどうなっているかも知らなかった。当然もうないと思っていた。
そしたら昨晩、偶然いっしょに飲んでいた人がそのクラブに入っていたことが判明。12歳違う人なので、ボクが卒業したずいぶん後にそのクラブに入ったことになる。なんと100人くらい部員がいたらしい。いまでも年数回集まるらしい。とてもいいクラブだったらしい……。自分が蒔いた小さな種が図らずも花開いてることを知った瞬間。いまでも大学で誰かがボクのクラブで活動している不思議。この気持ちをなんと表現すればいいだろう。いろんなことが思い出されてちょっと泣きそうになった。みっともないから我慢したけど。
大学の時のクラブって大事だ。ボクたちが作ったクラブで一回きりの貴重な青春を過ごした人が存在することを必要以上に重くうれしく受け止め、すっかり泥酔してしまったボク。後輩よ、また飲もう。それと、クラブに入ってくれて、どうもありがとう。しくしく。
