岩田バレエスクールの発表会を見学

2005年7月25日(月) 6:52:54

おとといの地震について「阪神大震災はやっぱりもっと揺れましたか」とある方から聞かれたが、えーとですね、震度7なら娘の部屋になんか突っ走れません。その場で体勢保つのが精一杯。都内でおとといの揺れを経験された方は、あの3〜4倍揺れると思ってください(想像できんと思うけど)。まぁ経験者はオーバー目に言うということを差し引いても、とりあえず全く動けないのが震度7です。ええ、揺れ始めたら1cmも動けませんので。

日曜は夕方から岩田バレエスクール25周年発表会を娘と母と観てきた(優子は出張中)。
岩田守弘さんのお父さんがやっているバレエスクールの発表会。いわゆるピアノ発表会と同じノリである。岩田守弘さんも踊る、というのが見に行った動機だが、いや〜行って良かった。ロイヤルやオペラ座やボリショイなんかを見慣れた目にはレベル的に相当低く感じるものの(比べたら可哀想だが)、子供たちのダンスから丁寧に数時間観ていくと、世界トップクラスの人々の技術がいかに優れているかが改めてわかると同時に、世界トップの人々もこうやって階段を上ってきたのだということが肌感覚でわかる。それが面白かった。
岩田さんの踊りは図抜けていた。でも、彼が天才なのではなく、彼が数万時間余計にそれだけ努力したということだ。他の人との差がきちんきちんとした努力なのだと理解できる。それが予想外に面白く、また、子供たちや若手にエールを送りたい気持ちにもなる。がんばれ。岩田守弘を抜かせ。拍手で必死に伝える。

5時間ほどやった発表会のラストは主要メンバーによる「白鳥の湖」だったのだが、岩田さんが踊った道化役はもとより、岩田さんのお姉さんである岩田唯起子さんの二幕ラストの歓喜の踊りがとても良かった。この踊りについてはボリショイで踊ったアナニアシビリの今にも飛び立ちそうな踊りが眼底に残って離れないが、それとはまた違う味のあるいいダンスだった。

地震、そして「義経千本桜」

2005年7月24日(日) 13:50:47

震度5弱の地震。揺れた瞬間、まず娘の部屋に突っ走った。一番優先順位を高く置いているものはなにか、が、こういう瞬間に顕在化する。なるほどボクにとってはソレらしい。

話は変わるが、先週、超久しぶりに歌舞伎を観た。
「親子で楽しむ歌舞伎教室」というのが国立劇場であり、家族3人で行ってきたのだ。演目は「義経千本桜 河連法眼館の場」。主演の忠信役は市川右近。NHK大河ドラマ「義経」を欠かさず見ている娘にもわかりやすいし、歌舞伎の前に丁寧で面白い解説を役者さんがしてくれるし、演目自体もカラクリが多い楽しいもの(忠信は空飛ぶし)。娘の初体験には最適であろう。と思ったらなんと妻も初体験。ふたりとも相当楽しんでいた模様。

このところバレエとか観る機会が多いので同じ舞台芸術としてどうしても比べてしまうが、歌舞伎はバレエに比べて空間の使い方と諧謔に優れていると思った。もちろん表現方法が違うので比較はナンセンスなのだけど、横の広がりや奥行き、花道の使い方、ユーモアの散りばめ方、緩急のつけ方など、バレエとはまた違う心地よさ。超絶技巧もいろいろあって見せ場は多い。あ、それと、客席との一体化な感じもバレエとひと味違うかな。

バレエ「エトワール・ガラ」

2005年7月23日(土) 9:46:57

オーチャードホールでバレエ「エトワール・ガラ」を観てきた。
エトワールというのはパリ・オペラ座バレエ団の花形(もしくは星:エトワール)ダンサーのこと。エトワール数名を中心とした若手がいろんな演目を短く踊るガラ公演。Bプロはわりとクラシックな選曲なのだが、昨晩はAプロで、前衛系モダンダンスも多く、おもろかった。というか、エレキギターが出てきたり、突然マイク持って歌い出したりの実験的な作品(「パレンテーズ1」)などもあり、意表をつかれたな。

帰って調べたら、このエトワール、いわゆるプリンシパル(一番階級が上のダンサー)ではなく、オペラ座総裁が芸術監督の推薦を元に任命するものらしく、プリンシパルである必要も団員である必要もない名誉階級。殿堂入りダンサー、みたいなものらしい。オペラ座の実際の最上級ダンサーはプルミエ・ダンスール(女性はプリミエール・ダンスーズ)と呼ばれている。ルグリなど、エトワールに任命されたときまだプルミエにもなっていなかったという。どういう基準なのだろう。昨晩もエトワールではないけどプルミエというダンサーが数名踊っていた。格下かと思って観ていてゴメンなさい。

演目の中ではジェレミー・ベランガールが踊った「リーベン・ラインズ」、マリ=アニエス・ジロとガエル・ランビオットが踊った「イン・ザ・ミドル・サムホワット・エレヴェイテッド」。マリ=アニエス・ジロとイリ・ブベニチェクが踊った「身近な距離」、エレオノラ・アバニャートとジェレミー・ベランガールが踊った「カジミールの色」、シルヴィア・アッツォーニとイリ・ブベニチェクが踊った「マーラー交響曲第3番」などが印象に残っている。特にジェレミー・ベランガールの一人舞台が妙に強く脳みそに。あ、「白鳥」や「椿姫」を踊ったルシア・ラカッラも悪くなかったけど、なんか押し出しが弱いダンサーだったな…。

歳を感じるからこそ、無理矢理予定を入れる

2005年7月22日(金) 15:46:14

昨晩は新大久保のチュニジア料理「ハンニバル」の二号店として原宿にオープンした「ハンニバル・デュー」で岩田守弘さんや編集者やラジオディレクターらと。チュニジアのロゼをがぶがぶ。チュニジア料理をばくばく。
企画やら雑務やらプレゼンやらでクタクタに疲れていたこともあってわりと酔ってしまった。つか、このごろ酔いが異様に早い。疲れやすくもなったしなぁ。マジでシフトチェンジして速度落とさないとぶっ倒れるかも。

ただ、昨晩もそういう話になったけど、20代30代に比べて好奇心や体力が減ってきた分、無理矢理でもいろんな予定を入れないとなんもせずボーな時間ばかりになってしまう。だからいろいろ予定は入れておこうと意識してやっている。当日後悔するんだけどね。あぁ家に帰って寝たいって。でもそんな生活してたらそこらのオッサンといっしょになっちまう。無理矢理予定を入れることで人生は確実に広がるしな。その辺のバランスが難しい。

ハリポタ新作の原書を買った。酔った頭で読み始めたが、冒頭部分はいままでで一番難しく感じた。ううむ。

新宿ツバキハウス

2005年7月21日(木) 15:54:06

ある方にいただいた「Tsubaki House」の白いTシャツを着て会社に行ったら「お!」と気づいてくれる人がひとりだけいた。うれしい。なんてったって、あの、70年代を風靡したディスコ「新宿ツバキハウス」のロゴTシャツなのである。胸のところにロゴがど〜ん。くださった方が当時の店長で、自費制作したものらしい。どうもありがとうございました。大事にしてます。

と、言ってるそばから、昼に食べたナポリタン(デミグラスソースで炒めるタイプでなかなかうまい)のソースがTシャツに! 嗚呼!

ちなみに、Tシャツ一枚で会社に行ったのではなく、上にY'sを羽織って行った。Tシャツとは裏腹に、そこら中で「あ、Y'sだ」と指摘されてしまった。えーん。そんなに典型的Y'sだとは知らなかったんだもん。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。