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「泥棒はライ麦畑で追いかける」

amazon「泥棒バーニイ・シリーズ」の9作目らしい。ボクは初読。泥棒のバーニイが推理に活躍するシリーズで、その大半が実際の著名人にまつわる事件になっている。
この本は、題名からわかるとおりサリンジャーをモデルにしており、ジョイス・メイナード(「ライ麦畑の迷路を抜けて」)がサリンジャーからもらったラブレターをサザビーズのオークションにかけたという実際の事件を下敷きにしているようだ。
とっつきは悪いがなかなか楽しめる推理小説。古い推理小説文法をしっかり守った感じが逆にいい味になっている。
サリンジャーをモデルにした本としては「シューレス・ジョー」(映画「フィールド・オブ・ドリームズ」の原作)がまず浮かぶが、サリンジャーの描き方自体は遜色がない感じ。彼がいかにアメリカで愛されているかがよくわかるなぁ。ただ、そこらへんの興味をさっ引くと、この小説はいきなり魅力を失うかもしれない。原題は「THE BURGLAR IN THE RYE」。
2002年05月01日(水) 12:00:00・リンク用URL
ジャンル:ミステリー
@satonao310