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「星をつかむ料理人」

amazonフレンチレストランファンなら一度は聞いたことがあるだろう、小田原の幻の名店「ステラマリス」のシェフだった吉野氏の半生と日本人初のミシュラン一つ星への挑戦(正確に言えば中村勝宏シェフが取っているが)を、本人とテレビディレクター(星が取れるかどうかの取材番組を作った)が、主観と客観で書きつづった本。
章ごとに料理名を配した構成、素直な主観でつづったシェフの文章、短くも簡潔な源氏のフォロー、それぞれがきちんと絡み合い、とてもいい本に仕上がっている。
料理人の想い、完成された料理、レストラン業界の表と裏、挫折、雌伏、そして常に上を見つづける視線・・・すごく盛り上がりのある本というわけではないが、志の高い静かな料理を食べたような、そんな読後感。料理やレストランが好きな人ならかなり楽しめる本だと思う。
2001年09月01日(土) 12:00:00・リンク用URL
@satonao310