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「紙婚式」

amazonうまいねどうも。こういうのを書かせたらこの作者はやっぱりハマるなぁ。
ボクは「あなたには帰る家がある」を読んで山本文緒を好きになり他のも読み始めたのだが、「恋愛中毒」などのこのごろの山本文緒の著作はイマイチ好きではない。なんか狙っている感じがイヤだし、著者の細やかさが悪い方に出ていると思うのだ(直木賞作家をつかまえて偉そうだけど)。でも、この短編はいい。98年に出た単行本の文庫化だが、あのころの山本文緒は好きなんですね。キャッチーなものを狙わずに地味な題材をじっくり書いている。
この本は結婚のいろいろなカタチを創作した短編集なのだけど、結婚生活の空洞加減を上手に浮き彫りにしていてやるせない。結婚現体験者として「そうか~?」ももちろんあるが、著者はかなり結婚を理解していると思う。こういった山本文緒をもっと読みたいと思うボクなのでした。
2001年08月01日(水) 12:00:00・リンク用URL
ジャンル:小説(日本)
@satonao310