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「生ける屍の死」

amazon山口雅也は読まないとな、と思ってはいた。
特にこの本は「このミステリーがすごい!'98」の「過去10年のベスト20(国内編)」でベスト1に選ばれているのだ。そんなに話題になったっけ?と思いつつ、やっと読んだ。
舞台はニューイングランドの片田舎。日本じゃないのね、登場人物も外人ばかりなのね、と鼻白みつつ読み進むが、「過去10年のベスト1」という期待が大きすぎるせいか、なんだか違和感や欠点ばかり目について集中できない感じ。展開も手に汗握るものではないし、読後もなんというか「創元推理文庫の海外モノの佳作を読んだ感じ」程度の印象しか残らなかった。というか、「生ける屍」の謎がさぁ!(あとはネタバレになるので書かない)。
まぁ「死なない屍」にとって殺人とはなんなのか、という命題は提示しているのかな。よくわからないけど。あと、98年当時ではかなり実験的で常識覆し系だったのかなとは思う。「けたぐり」としてはとてもよく出来ているし、文章も博識具合もたいしたものだし。
2003年06月01日(日) 12:00:00・リンク用URL
ジャンル:ミステリー
@satonao310