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「アニマル・ロジック」

amazon前半は大傑作、後半は普通の小説である。
一人称でも三人称でも神の視点でもない新たなる視点を創作・導入したうえに、日本人が書いたとはとても思えない(読みながら何度も「これって山田詠美の本だったよなぁ」と表紙を見直してしまった)切り口でシャープに展開していく前半部に比べて、後半はちょっと「おセンチ」になってしまったのが残念。
読者は「ここまで来たならもうどうにでもして!」ともだえているのに、妙にまとめてしまった印象。惜しいなぁ。読者はそこまで念押ししなくても理解できるんだけどなぁ。空前絶後の大傑作を目の前にしていたのに……。でもね、やっぱり三ツ星クラス。前半部を読むだけでも買い。
1996年06月01日(土) 12:00:00・リンク用URL
ジャンル:小説(日本)
@satonao310