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「不肖・宮嶋 踊る大取材線」

amazon週刊文春の愛読者なら誰でも知っている不肖宮嶋カメラマン。
彼のフリーカメラマンとしての修羅場の数々がここに書かれていて非常に面白い。関西弁そのままに書いた文章はちょっとアクが強すぎて長く読んでいると飽きも来るが、内容がいいから許せる。フライデーや文春でスクープした時の裏話が特に興味深い。あぁあの何気なく見飛ばしているグラビアページの裏にはこういう攻防があってこういう苦労があるのかぁ、と初めて知ったボクである。知らない世界のことを知るのは面白いなぁ。そういう読書的快感が味わえる一冊だ。
ただ、やっぱり文体がちょっと下品めかも。文春のルポで読む彼の文章にはわりと格調(日本人が失った戦前文体的な)を感じたものだが、書き下ろしとしての文章はイキオイを重視したのか、格調は感じられない。だからといってその分面白くなっているかと言われるとそれもハテナ。それだけが残念、かな。
2000年01月01日(土) 12:00:00・リンク用URL
@satonao310