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LV5「世界の果てのビートルズ」

ミカエル・ニエミ著/岩本正恵訳/新潮クレスト・ブックス/1900円

世界の果てのビートルズ    新潮クレスト・ブックス
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人口が900万人しかいないスウェーデンで75万部売れたというベストセラー。

素晴らしかった。短編の積み重ねで綴って行く自伝的小説なのだが、そのリアリティと小説的ジャンプとのバランスが良く、自伝のくせに先行きが想像つかないのだ。プロローグ、そして最初の三章を読んで、一回本を閉じた。これは読者自身の想像力を試される本でもある。電車とかで読むのはもったいない。どこか旅先でゆっくり読みたい感じ(まぁ家のベッドで大事に読んだのだけど)。

それにしても活き活きと描かれる村の生活の魅力的なことよ。
フィンランド国境に近いド田舎の村パヤラ。世界の果て。そこで暮らすヘンテコな男たち女たち。少年が起こす事件の数々。サウナと酒と衝撃的体験としてのロックンロール。いまやパヤラはこの本のおかげでちょっとした観光地らしいが、それもわかる。是非とも景色や空気感を共有してみたくなるほどだ。

ちなみに原題ではビートルズではなくて「ポピュラーミュージック」と書いてある(Popularmusik fran Vittula)。でも邦題もなんか詩的でなかなか良いかも。

2006年10月01日(日) 12:00:00・リンク用URL

ジャンル:小説(海外) , 自伝・評伝

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