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「屈辱ポンチ」

amazonエッセイがいまいちで「あれ?」と思っていたが、こうして小説を書くと文句ナシの筆力を見せる町田康。2編入っているが、特に「けものがれ、俺らの猿と」がいい。
町田康の小説は終わり方が好きである。ド頭から盛り上がり、そのまま文体の力でダラダラと盛り上がり続ける小説だからだろう、後半になっても〆が予想できない。しかし著者は忽然とあざやかに幕を下ろすのであり、その終わり方は音楽で言ったら後奏なしのサビ終わり、という感じだ。
相変わらず文学でパンクロックしているのだが、読後感がこんなにいいのは何故か。文体のリズムもあろうが、この幕の下ろし方も大いに影響している気がする。次作も即買い。
1999年02月01日(月) 12:00:00・リンク用URL
ジャンル:小説(日本)
@satonao310