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LV5「くっすん大黒」

町田康著/文藝春秋/1429円

くっすん大黒
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パンク歌手「町田町蔵」が書くぶっとびの純文学。
漫画とロックとTVドラマのスピード感を持った文体で無意味なる倦怠を突っ走る出色の現代文学。読んでいて映画「ストレンジャー・ザン・バラダイス」を思い浮かべた。あの倦怠感が紙面にしっかり定着しているのだ。そして連続する語り。生活・精神にメリハリがなく気分で流れていくイマの気分がその連続語りできれいに切りとられていく。

表題作は亀の爆発から笑い転げるまでのイメージが鮮烈だし、表題作より面白い「河原のアパラ」もラストの爆発が強烈な印象を残す。あー、面白かった。いけるじゃん。文学でもロックが出来るじゃん。そんな感じ。評判は聞いていたんだけどようやく読めた。お気に入りのひとりになりそうである。

1998年08月01日(土) 12:00:00・リンク用URL

ジャンル:小説(日本)

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