トップ > おもしろ本 > 著者別一覧 > > ポール・ホフマン >

LV3「放浪の天才数学者エルデシュ」

ポール・ホフマン著/平石律子訳/草思社/1800円

放浪の天才数学者エルデシュ
amazon
先月読んだ「フェルマーの最終定理」が面白かったから今月も数学者ものを探した。そこにちょうど新刊。藤原正彦の数学に関するエッセイ(「心は孤独な数学者」とか)はほとんど読んだりしていたから、もともと好きなのかもね、数学者噺。
で、エルデシュ。ファインマンなみに変人として有名な人だけあって、エピソード満載。そのエピソードを追っているだけでめちゃくちゃ面白い。ここまで破天荒な人も珍しい。これだけの素材、上手に扱えばそのエピソードだけで人は読む。

が、「フェルマーの最終定理」は数学がわからない人でも楽しく読めるのに対して、この本は中盤かなり数学的に突っ込んだ記述もなされていて、それが辛い人には辛いかもしれない(辛い人=ボク)。
このぐらい突っ込まないとつまらないという人もいるかもしれないが、その論がエルデシュと遠いところでなされているのが問題だ。エルデシュ周りの定理とかなら読者ももっと我慢しただろう。最終定理を解いたアンドリュー・ワイルズに対する記述もかなり出てきて、個人的には先月とうまく繋がって面白かったけど、もう一息って感じの本。

2000年07月01日(土) 12:00:00・リンク用URL

ジャンル:自伝・評伝 , 科学

メニュー

Follow satonao310 on Twitter @satonao310

satonao [at] satonao.com
スパム対策を強化しているので、メールが戻ってきちゃう場合があります。その場合は、satonao310 [at] gmail.com へ。

ページの先頭に戻る

Google Sitemaps用XML自動生成ツール