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「この人の閾(いき)」

amazon第113回芥川賞の受賞作。
柳美里の「フルハウス」と争って結果的には勝ったのだが、ボクなら「フルハウス」にあげるかもと思った。
ちなみに「閾(いき)」を「新解さん」でひいてみると【心理学で、ある事が意識されるか否かの境目】とある。そんな小難しい題名にせずとも主題は語れるはず。題名的に損しているなぁと思う。文体もわりとダラダラ説明系で新鮮味がなく、主題への収束力も弱い。何も起こらない中でのドラマを描いているのはわかるし、その中でのいろんなドラマも読み取れるのだが、どうにもノリきれない。趣味の違いもあるとは思うけど、ボクには合わなかった本。ボクの読み方が浅いのかもしれないが。
1996年08月01日(木) 12:00:00・リンク用URL
ジャンル:小説(日本)
@satonao310