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「9990個のチーズ」

amazon妻がチーズ関係の仕事をしているせいか、題名を見てなんとなく買ってしまった本(帯に「柴田元幸さん推薦!」とあったのも影響しているが)。実はベルギーの古典として知られる本らしく(現代は「チーズ」)、1933年出版という古いもの。それがなぜ今出版されたのかはしらないが、なにやら妙に味わい深い本だった。
物語は、地道なサラリーマン生活をしていたラールマンスがひょんなことから大量のチーズの輸入代理責任者になり、大金持ちになる夢を見て奮闘するというもの。結末は「幸せは足元に転がっている」的な、いかにもな教訓なのだが、古い作品のせいか、非常にのんびりのほほんとしていて、逆に楽しい。そうそう人生の本質って実はそうだよね、とにっこり本を閉じたくなるような、そんな本。ちょっと仕事に疲れた人なんかにはなかなかいいんじゃないかな。薄い本だし。
2003年08月01日(金) 12:00:00・リンク用URL
ジャンル:小説(海外)
@satonao310