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LV5「ええ音やないか」

橋本文雄・上野昂志著/リトル・モア/4500円

ええ音やないか―橋本文雄・録音技師一代
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副題が「橋本文雄・録音技師一代」。帯に「“耳”で映画を観る」とある。

戦後すぐの大映(溝口健二!)から日活黄金期、角川映画、最近の森田芳光、阪本順司監督作品に至るまでの長きにわたり録音技師として第一線で働き続けている橋本氏のインタビュー集である。
橋本文雄の一代記であるのみならず、貴重な戦後日本映画史の資料であり、技術録・録音ノウハウ集であり、撮影現場のエピソード集でもある。分厚い。645ページ。が、それだけのことはある。

読了するのに3ヵ月かかってしまったが、その濃い内容に圧倒された。
はっきり言って映画の見方が変わる。そして邦画をいろいろ見たくなる。川島雄三、斎藤耕一、中平康、澤井信一郎…それらでの橋本文雄の仕事を目の当たりにしてみたくなる。ハリウッドのカラフルな録音に比べてどうしてもモノクロチックな邦画の録音がいままで嫌いだったが、それが偏見なのではないかと根本から考え直される思いである。

よくぞ現役バリバリのうちにインタビューしてくれたと感謝したくなるような本だ。
敢えて言えば巻末に索引を作って欲しかった。なにしろ資料としても第一級であるのだから。

1997年06月01日(日) 12:00:00・リンク用URL

ジャンル:映画・映像 , ノンフィクション

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