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「東京広尾アロマフレスカの厨房から」

amazonゴマンとある東京のイタリアンレストランの中で、ボク的にトップな一軒と思っている「アロマフレスカ」。そのシェフと食ライターとの対談(というかかなり独白に近い構成)を一冊にしたもの。シェフの修業時代の話や、料理、マナー、ワインの話の合間に要所要所で彼のレシピが挿入され、いいテンポで話は進む。レシピもエッセイ風に書かれておりいい感じ。
ただ、帯に書かれているような「いま最も予約のとりにくいイタリアン--人気の秘密がここにあります」というような内容ではない。秘密はわからない。食ライターのツッコミが足りないのかもしれない。単に人気シェフの四方山話に終わってしまっているのが残念。東京というある意味先端な大都市で大人気を博しているリストランテである。もっとその秘密に迫れば、ニューヨークやローマの先端シェフも読みたくなるような本に仕上がる可能性もあったはず。そういう意味では非常に中途半端な本になってしまった。いい素材を使ったのに料理の仕方をミスした感じ。
個人的に「へー」と思ったのは、肉は骨付きでないと熟成が進まないというところと、スパゲティはフォークを反時計回りに回した方がはねなくて食べやすいというところ。些末な部分だけどね。
2001年11月01日(木) 12:00:00・リンク用URL
ジャンル:食・酒
@satonao310